月いちゴルファーが、1年でシングルを目指す方法 (文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046008961

感想・レビュー・書評

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  • 過剰な見栄を捨て、本書で提案されるアドバイスを忠実に実行すれば月イチゴルファーでも1年でシングルが見えてくる。
    曰く、スイングは常にインサイド軌道を意識、ハーフスイングを基本、ボギーオンのコースマネジメント、3種類のアプローチショットを打ち分けピン半径3メートルを狙う…
    以上の様な目的別練習内容がその理由を含めてわかりやすく解説されています。
    まず、飛距離イコール上級者という思い込みを捨てることが重要です。ドライバーでのフルショットの問題は、方向性にあります。しかし、ハーフスイングで150ヤード飛ばせばいいなら、かなりの確率でジャストミート&フェアウェイキープ、しかもティーグラウンドからその距離周辺にはハザードも少ないのでプレッシャーからも解放されます。さらに、ハーフスイングでも飛距離は想像したほど違わないことにも気付くでしょう。特に一番緊張するコース最初のミスショットを防ぐ為にもおすすめです。そして終始ボギーオンを目指すわけですが、中でもアプローチショットは要です。本書では、手打ちを防ぐ五角形打法を解説しています。パッティングは傾斜の上方に外すプロラインを狙います。他にも、インサイド軌道は9ループ(P113)、2階打席の効用(P141)、プロは真っ直ぐな球は打っていない(P183)など面白い情報満載です。
    そして1年間の練習スケジュールもあり参考になります。
    本書執筆にあたり、筆者はあえて左打ちを体験することで、忘れかけていたアマチュアならではの悩みを追体験するという念の入れようです。

  • 本書は、10オーバーの82をコンスタントに出すことを目的に書かれている。
    納得のいくことが記載されているので、とても信頼度は高いと感じた。というのも、週2練習のアマチュアが、ナイスショットなんてのは、毎回打てる訳もなく、どうすればスコアメイクできるかの方法が記載されている。

    やっちゃいけないこと
    ・飛ばすこと・・・飛距離が伸びれば伸びるほど、ブレが大きいので、ブレが少ない距離を目標にコンスタントに出せるようにすることが大切。
    ・まっすぐを打つこと・・・そんなんよりも、ドローとスライスを打つ練習したほうが簡単よ。
    ・パーを狙うこと・・・ボギーベースで組み立てることが大切。パーを狙うのはプロでしょ。私たちはアマチュアなのでおとなしくボギーを狙う。ボギーを狙ううちに何回かはパーチャンスがあるので、それをゲットしましょ。

    まあ、フルスイングで気持ちがいいショットを打つことが目標なら止めませんけど、良いスコアが目標なんでしょ?ってこと。
    狙ったところに80%行くことで、計画(組み立て)ができる。10回に2~3回のナイスショットに期待をかけているのはギャンブルと一緒。いつまでたっても、スコアはまとまりません。

  • Kindleセールで購入。年数回のゴルフをやる程度ですが、やはり少しはうまくなりたいと考えている自分にぴったりな本でした。フルスイングで230ヤードは目指さず、フェアウェイキープ率を上げる、アプローチを振りは一緒でクラブを変えて使い分ける、いかに考えることを少なくするかが鍵という、実に合理的な説明でストンと自身に落ちました。練習もごくたまになのですが、練習法もキチンとかかれているので無理せず実践していきたいと思います。

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著者プロフィール

1951年生まれ。ゴルフ向学研究所所長。浅見カントリー倶楽部理事長。‘73年、現在プロで活躍中の高橋勝成の後を継ぎ、日大ゴルフ部で主将を務める。’80年、アマチュアとして全英オープンの一次予選をクオリファイし、英国の新聞・テレビに大々的に取り上げられた実績を持つ。’77年より執筆のための資料作りをスタートさせ、これまでの通説に対し「理論には必ず二面性がある」として逆説的発想で独自の理論を追求。月イチゴルファーに対して、如何にスコア・メイクさせるか、効率のいいゴルフを実践させるかを研究し続け、これまで多くのアマチュアゴルファーをシングル入りさせてきた。全国に熱烈な信奉者を持つアマチュア向けレッスンの実力者。

「2013年 『ゴルフ 100を切りたければバンカーを狙いなさい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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