世界で活躍する人は、どんな戦略思考をしているのか?
- KADOKAWA/中経出版 (2015年3月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046009258
作品紹介・あらすじ
「プロフェッショナル」「グローバルエリート」の必要性が叫ばれる中、精神論やキャリア分類にとどまらず、「実際にどうトレーニングするべきか」にフォーカスを絞ったビジネス・トレーニングの書。
感想・レビュー・書評
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全般的に読んでて楽しかったし、私の場合は何より刺激になった。
やるべき事が見えにくい中で、一つの教科書になりそうに感じたため、早速参考文献をいくつか購入。
後日再読する事になることは間違いないです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
冒頭から、読者を選別してしまい、違和感があったが、読み進めるに従い、その思いは薄まり、膝を打つことが多かった。
ビジネスのプロとしての基礎が極めて明快にそして、平易な言葉で述べられているので、引き込まれました。 -
2015/09/08
level感にむらがあるけど全体的に良かった。
TUMIとリモワのバッグですキリにはちょっと引いたけど。 -
この本の著者である塩野さんの個人的経験やコンサルタントとして多くの実力派経営者を視てこられた経験をもとに正しいビジネスマナからリーダーシップ、プレゼン技術、必ず押さえておくべき基本的なファイナンス知識について簡潔且つ具体的に書かれている良書です。とても参考になりました。
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知識で武装した「動ける個人」になる。
大きくは、大きな潮流を理解していること。
そして、ビジネスの基本を確りに見つけていること。世界で活躍する人とは。
ロジをなめない
ノートはコーネル式(左はじは見出し、右は内容、下がサマリー)で書く。
自分の見た目をコントロール
デスク周辺環境を整備(定位置を決める、ファイルに日付を入れる)
体調管理(睡眠時間、バランスの良い食事、習慣的な運動)
仕事とプライベートを分けずに、好奇心を持ち続けること
リーダーシップを理解して年齢を重ねること(本質的なところでぶれない、責任者として物事を決められる)
読書家である
英語、ファイナンス、バリュエーションを身につけている
結局、本書で言われていることは、基本的なことを確りやるということだ。MBAをとれば、そこはある程度身につく。そこから先に、何が必要かなんだと思うけど。一歩前に進むには、やっぱり壁が必要だ。先輩でも、難しい仕事でも、おもしろいアイデアでもいい。その為に、自分が、または自分達が頑張って乗り越える。その時には、本書の言うファイナンスも語学もマナーも全部吹っ飛ばすくらいの面白さとワクワクがあるはず。 -
経営共創基盤MDの塩野氏の著書。最近メディアへの露出度が高く、興味を持っていた方なので読んでみました。多くの内容を1冊に詰め込みすぎた感じもありますが、非常に読み応えもありました。見識の高い著者の作品を今後も楽しみにしたいと思います。
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英語を使わないという選択はない。世界中で日本は英語の価値が高い国。少し英語ができるだけで年収が上がるのは日本だけ。
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著者の頭の中を整理したような、自画自賛の本。
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塩野誠著「世界で活躍する人はどんな戦略思考をしているのか?」中経出版(2014)
*今はお金よりもアイデアに価値があります。アイデアを持った企業や人材は、普通のお金はいらないと言い、お金を投資してもらうだけでなく、高度な知識と人脈ネットワークも欲しいと言います。アイデアを持つものは溢れたおかなえに知識も加わったスマートマネーを選び自分のアイデアを実現するためにより高度な知識へのアクセスを求めているのです。
*特定の企業の中だけで通用する知識やスキルだけなく横移動が可能な凡庸的な知識やスキルによって仕事が必要になる。
*あなたがいな日本において400万円の所得があれば、それは世界中で所得ランキングにおいて1%以内にはいる。国連開発計画によれば、地球上の12億円が1日1ドル未満、28億人が2ドル未満で暮らしている。我々は、想像を絶するお金持ちであり、高度な教育を受けたエリートと言える。すべては相対感。我々が世界の再貧困層の1人としてではなく、日本のような先進国にうまれたのはただの運。
*GDPのようにおおきすぎる数字をざっくり覚えておくのは重要。1位は米国で約1680兆円(20%)、2位の中国は約920兆円(11%)、日本のGDPは約500兆円(6%)。また、2050年には中国のGDPが米国を超えて世界一になると予測する人もいる。
*ヨーロッパのデンマークのGDPは約30兆円。日本の都道府県だとすると、神奈川県と同サイズ。アジアだとタイの38兆円に近い。いかに日本の経済力が大きいのがわかる。近隣の韓国は約130兆円で日本の25%程度。海外に出なければいけないという意識があるのは理解できる。
*ケインズ経済学では、国全体の供給をきめるのは需要。よって経済成長させたい場合は、国はん政策によって需要を拡大すべきだと考えている。その結果、公共事業によって積極的に需要拡大すると考えて、政府の経済介入によって大きな政府と呼ぶことがある。一方、自由主義を唱えたシカゴ学派のフリードマンは政府の介入に反対。ハイエクは、ここの企業が世の中の経済活動全体について理解はしていないが企業は知りうる情報の中で生産調整などを行っているとして市場全体としてはここの企業の行動が反映されていると考えた。つまり政府が積極的に介入すべきではないという考え方である。ハイエクやフリードマンは小さな政府を主張した。小さな政府は、政府の介入を極力減らして、民間でできることは民間に任せる。政府は規制緩和をすすめ市場原理に経済を任せるとする立場である。ハイエクとフリードマンの違いは、ハイエクは人間を非合理的な存在としたのに対して、フリードマンは人間を合理的な存在と捉えたことである。 -
主にM&Aを行いたい人向け。はじめににも書いてあるけど、この本はそれ以外の人が読んでも有益ではない。著者のプロフィールが、現在の仕事とリンクしていなければ、為にならないはなしばかり。
プロとは何ができる人かをまとめると、【商売をまとめることができる】ということかと思う。
アイデアを提案し、契約を結べ、サービスを提供し、金銭に還元できること。もちろん、資金が足りなければ、株式発行などで資金を調達できることも必要。提案では、具体性を持たせるため、数字を盛り込んで話せるかも重要。
リーダーとは、覚悟と想像力を持っている人。
行動にポジティブな意味づけができること、他人に今より良い状況をイメージさせられること。