- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046012944
作品紹介・あらすじ
「つまらない」「理解できない」古典・名著が驚くほど読めるようになるメソッドが満載。文章のプロが徹底アドバイスする、名著を血肉になるまで味わう方法とは?
感想・レビュー・書評
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読書の達人は皆同じ様な読み方をしている。
予習、復習そして再読。
文化や歴史の背景をよく理解していない海外文学を読むにはは特に必要な手法。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2024/04/26読破
一言 小説や思想書を読む方法が書いてある本。
感想
小説や思想書などの、深く味わって読む本の読み方や、捉え方、どう面白く読むのかの記載がありました。
文系で本を読み込む必要性がある方や、小説とかをガンガン読みたい方でどう向き合えばいいかわからない方はおすすめです。
下記は印象に残った点 -
夏目漱石の「こころ」や森鴎外の「高瀬舟」は教科書に載っていたのに、授業でやらなかったので全く読んだことがなかった。唯一あるのが芥川龍之介「羅生門」と中島敦の「山月記」。
夏目漱石とか太宰治とか読んでみたいけど
言葉が難しくて読むの諦めていたけど、
この本読んでから読んでみたくなった。
ネタバレしてもいいんだ!ネットで調べてもいいんだ!って思うと確かにハードルが下がるので、読む人も増えると思う。
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本書でいう名著とは文学のことで、それ以外は『パンセ』だけです。パンセも「文学」として読める、とします。
あくまでも”名著”は読んでみたいけど、敬遠してきた、という人向けです。懇切丁寧に指南してくれているといえます。本書を参考にぶ厚い本にチャレンジしてみるのもいいでしょう。著者自身「読み方に決まりはない」といっているように、自分の読み方を見つけるのがいいと思います。
世間には「速読」や「多読」の勧めみたいな指南書も多いですが、自分には「多読とは、一冊の本を繰り返し読むのも多読」は目から鱗でした。 -
読書を楽しむためには、予習(ネタバレOK)と繰り返し読みが大切である。
ストーリーを追う読み方を主流にしてきた自分は、思想や時代背景を考える読み方をすると、また違ったものが見えてくるかもしれない。
身近な人をキャスティングしてみるのも面白そう。
さらに、「人間失格」「こころ」「変身」「罪と罰」「パンセ」の読み方が詳しく紹介されている。 -
さすが「小論文の神様」。よくまとまっていて読みやすいです。ネットを活用した読書術を紹介しているのがイマドキですね。
事前のネタバレOK。ブログやレビューで予習してから読む。映画や漫画から入るのもあり。
飛ばし読み、キャラ読み。登場人物の当て読み、似顔絵・相関図を描くのもあり。
そして読んだら忘れないように、ブログやSNS、レビューで発信しましょうとある。
なんだ、名著も漫画読むのと変わらないじゃん。と思わせてくれます。
もちろん、名著を「あじわう」ためのポイントもしっかり解説されています。 -
う〜む…途中から、ただの著者おすすめの解説本になってしまっている。
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いわゆる「文学」を読書するのが苦手だったけれど、林修先生の『今でしょ!』を読んで考えが変わり、読書術を模索していたところに出会った本です。文学ってこんな風に読むのだなぁ、こんな風に読めたらいいな!と思いました。
巻末のおススメ読書リストを読破したら、教養と自信がつきそうです。 -
配置場所:摂枚普通図書
請求記号:019.12||H
資料ID:95160029
「つまらない」「理解できない」古典・名著が驚くほど読めるようになるメソッドが満載。文章のプロが徹底アドバイスする、名著を血肉になるまで味わう方法とは?
(生化学研究室 大塚正人先生推薦) -
はい。小論文の神様です。
濫読よりも繰り返し読むことを読書の楽しみ方とし、名作を幾つかのテーマで見つめなおしながら味わうことが面白い。
課題図書は「人間失格」「こころ」「変身」「罪と罰」「パンセ」。
文体、人称、名前、表象、比喩。
一つの作品にはあらゆる魅力が詰め込まれていて、時には巨視的に、時には微視的に見つめることができると楽しみは増えるのだと思う。
情報過多の時代、私も同じ本を繰り返し読むのは必要になった時に限るのだけど。
これらを一度読んだ人に、もう一度読んで欲しくなる一冊だった。