- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046016522
作品紹介・あらすじ
<b>あなたに足りないのは「気力」ではなく、「体力」だ――</b>
<b>仕事を「体」から問い直すと、集中力も生産性も格段に増える!</b>
<b>外資系社長時代に「1日8時間寝る」ことを自らに課していた著者のカラダ資本論。</b>
「もっと仕事のパフォーマンスを上げたいのに、気分が乗らず、はかどらない」
こうした悩みを抱えたとき、たいていは気力が湧き起こらない原因を探り、それを解決しようとするものです。
一方で、やる気もあり、仕事もそこそこ順調で、さらに成果を上げてステップアップしたいと考えているが……
なかなか結果として現れないという人もいるでしょう。
意識を高く持ち、自分磨きに余念がない。大きな目標を設定して、そこに自分を向かわせるモチベーションを
湧かせようとしますが、なかなか続きません。
それは、あるひとつの大事なこと、しかもビジネスにおける超基本的なことを見落としているからです。
こうした“もっと気力がほしいビジネスパーソン”に欠けているものは、気力ではありません。もっと言えば、
仕事の能力でもありません。
その大前提=土台となるものが欠けているのです。
足りていないのは、実は体力。それが、成果を出しているビジネスパーソンの共通点を探った結果、得られた結論です。
当たり前のことのように思えるでしょう。しかし、これを意識して、行動している人はほとんどいないはずです。
頭脳労働者こそ、もっと「体」に目を向けてください。
本書には、ビジネスパーソンの視点から、ビジネスパーソンが実践できる範囲内で、どうしたら仕事に必要な
体力がつくのか、仕事に必要な体力とはどんなものか、そもそもなぜあらゆる仕事に体力が必要なのかをまとめました。
マシントレーニングは不要です。多忙でしょうから、ジム通いもしなくて結構。辛い食事制限とも無縁です。
意識すること、シンプルなことを続けること、それだけで十分です。
ひとたび「体力」について考えれば、考えていない人とは明らかに差が付くはずです。その差は積もり積もって、
仕事の結果での大きな差となって目に見えるようになります。
著者がこれまで「仕事にデッドラインを」「残業するな」「効率を上げよ」「2次会には行くな」――と繰り返し、
強調し、主張してきたのは、
<b>すべてが実は、「体力を整える時間を確保するため」</b>
だったのです。
感想・レビュー・書評
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シンプルやね。1日24時間のうち、睡眠に8時間、仕事に休憩含めて9時間、残りは7時間。通勤に2時間かかると残りは5時間。まずは8時間寝ること、肉を食べること、一万歩歩くこと、そうできるように自分と環境を変えること。まずは一週間、試すこと
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能力の土台が気力
気力の土台が体力
体力が小さくなると必然的に能力も小さくなる
体力をキープし、高める事への日頃からの意識の違い
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睡眠、運動、食事に気をつける
この3つができていないと、どんなに能力があっても発揮できない。
やる気も起きない。
まずは基礎として上記3つをしましょう、という本。
確かに睡眠不足の日はモチベーションが上がらない日が多い。
ベストコンディションを出し続けるためにも気をつけるべき。 -
人生を楽しむために1番必要なこと。心身共に健康であること。
体力・気力・能力はピラミッドのバランスが取られている。下が体力、真ん中が気力、上が能力。体力があればある程気力があり、能力もある。その逆でもある。
8時間睡眠で日々休息をとる。食事(赤身肉)で体を強くする。ウォーキング、ストレッチで体力をつける。
22:30〜6:30の就寝時間を取るために、逆算して一日の予定を立てる。毎日しっかり睡眠を取れば、1日の仕事のパフォーマンスがあがり、休日に疲れて活動できないと言ったもったいない時間の過ごし方がくなる。充実した生活が送れる。
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気力より体力ということで、体力をどのように整えるか、仕事にどのように備えるべきか、ということを、筆者の経験則から紹介した本。
特に、睡眠・食事・運動の三つの軸を整えることによって、体調・体質・体力が良好になり、それらが良質な仕事の成果に貢献するための重要な鍵になるということを説明している。
睡眠については、就寝時間から逆算して仕事すること、睡眠環境を整えること、22時30分に就寝すること、8時間寝ることとしている。
食事については、飲み会は1次会まで、三食きちんと食べること、肉は意識して食べること、禁止事項は撤廃すること、を説明している。
そして運動については、エスカレーターより階段を、生活環境を変えること、ストレッチの習慣、そして一日一万歩というところが、特に強調されている。
その上で、効率を買うということで、パソコンやスマホなどの様々な環境に最新のツールを導入・活用することを推奨している。
また、GEを 優良企業に育て上げたジャック・ウェルチが、リーダーに必要な条件は4Eだと言っている。
4 E とは、energy、execute、edge、energizeのことで、その人自身に仕事があり、結果を出せること、ぶれないことに加え、組織の仕事力を高められることが、リーダーの条件なのですと説明している。
最後に、「まずは8時間寝ること、肉を食べること、一万歩歩くこと、そうできるように自分と環境を変えることを、まずは一週間試してみてください。体が変われば、仕事が変わり、人生が変わる。そう実感できるはずです。頑張ってください応援しています」、との激励は心に響いた。
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気力では持たない。本当の体力が大切。
睡眠をしっかり取って赤身肉を摂る。 -
気力より体力。
本当にそうだと思います。
頭を使うような仕事でも能力を充分に発揮するには土台となる身体が健康ではなくてはならない。
うなづける話が多いが、睡眠は8時間必要とか、この著者の決めつけもあるのがちょっと気になったかな。 -
気力より体力 一流のコンディションを手に入れる
著:吉越 浩一郎
もっと気力がほしいビジネスパーソンに欠けているものは気力ではない。もっと言えば、仕事の能力でもない。その大前提=土台となるものが欠けている。足りていないのは、実は体力である。
気力がない人は、本人が自覚しているか、していないかにかかわらず、例外なく体力がない。逆に言えば、仕事に必要な気力がわかないときは、とりあえずやる気を出そうなどと言う無謀な試みをするのではなく、仕事に必要な体力を整えればいいだけである。
本書の構成は以下の6章からなる。
①年収の9割は内臓と筋肉が稼いでいる
②仕事ができる人は休み方を知っている
③キーワードは8時間 赤身肉 一万歩
④思い通りにリフレッシュするという能力
⑤コンディションのPDCAをガンガン回す
⑥自分の体の経営者になりなさい
正直体力の衰えを日に日に感じている。
悲しいかな、健康食品の記事に目がいき、腰痛体操などの情報を求めるなど、体力に満ち溢れているというよりは、ギリギリのところで行ったりきたりしている。
やはりこれでは常に高いパフォーマンスを維持できるとは思わない。本書にあるようにやはり気力より体力であり、それにいち早く気付かされ、しかるべき意識改革と習慣を変え、継続することの重要性を理解したい。
できる範囲で、しかし妥協はせず、持続性を意識して取り入れていきたい。 -
すぐに読める本。
仕事には能力は気力のベース部分である人間の基礎体力が大切であり、知的労働者はきちんとメンテナンスすべきである、ということをシンプルに主張している。
説得力があり実践してみようと思った。