女を忘れるといいぞ

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046023070

作品紹介・あらすじ

スカートも化粧も好き、レディースデー最高。でも他の女性と比較すると、自分は何かが足りない。自信がないと自分の容姿や性格が嫌いになる。そんな女性たちの肥大化した劣等感をいつか笑い飛ばすエッセイ。

◆はじめにより
女でいることを忘れられたらいいのに。そうすれば、周りと比較して自信を失うこともないかもしれない。好きなように生活をしている自分を、もっと素直に受け入れることができるかもしれない。あらゆるコンプレックスが、どこかへ蒸発していくかもしれない。

この本を手に取った方やこの文章を読んだ方の中にも、「女性らしく」いることができなかった人、コンプレックスがどうしてもなくならない人、自分を素直に受け入れることができない人がいるはずで、この本がそんなふうに思っているこの世界の誰かに届けばいい。生きていることや女でい続けることが、少しでも楽になりますように。

◆目次より抜粋
第1章 私、女として生きていてもいいですか?
ブスという名の惑星に生まれて
コンプレックスと戦う
女子力検定不合格通知
合コン日記
クソババアになりたい 

第2章 ひとりで生きていけないことなんてわかっているはずなのに

お酒を好きになった理由
人として足りない
お酒に甘えてもいいですか?
きっと恋じゃない
普通の大人になれない私 

第3章 ハッピーエンドが行方不明

自意識という名の服を着て
水槽を泳ぐ、しゃべるマグロ
私が露出狂になった日
性欲を超えていけ!
「私のこと、好きなの?」なんて聞けない
東京の彼女 

第4章 ひとりの女として

ブラック企業と新興宗教
人に決められた幸せなんかいらない
脂肪の海に抱かれたい
少女の世界が変わるとき
ピンク色は選ばれた女の子だけのものじゃなかった 

感想・レビュー・書評

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  • Twitterでこの方の呟きが流れてきて、
    この人は面白いかも!と思い読んでみた。

    思っていた面白さとは違い、
    共感できたりできなかったり。
    でも、自分の核心を突かれた気がしたり
    今までなんとなく思っていた事は
    作者と一緒でこういう気持ちだったのかもと思ったり、
    私よりかなり年下だと思うのだが、結構心を動かされた。

  • 屈折しているようでいて、わたしにはとても真っ直ぐに映る。

  • 想像してた内容とは違った。
    何か悩みに対する答えを得られたわけでも、感銘を受けたり、知識を蓄えれたわけでもない。けど今まで言語化できてなかったモヤモヤが「まさに!」という形で表現されていた。
    そしてそのモヤモヤ達が表層に出てくるごとに、「私がなぜ今の私になったのか」をかつての私達が刻々と訴えて来るような、すっかり忘れていた哀しみや寂しさを思い出させるような不思議な気持ちにさせられた。
    これを読んだって何も解決しないし、正直元気にさせてくれるわけでもない。けど、悩んでも時間は過ぎてくし、自分は自分でいたいとグルグルスタート地点に戻る迷路の中、1人じゃないんだと共感させてくれる。
    女を忘れられるならとうに忘れてるが、忘れきれない葛藤。小説とは違った形で自分の心と向き合わせてくれるエッセイ。

  • あっさり読みやすい文体で作者のコンプレックスや不安を綴ったエッセイ。すごくパンチが効いてるわけでもなく本当に淡々としていて、外連味があるものを期待してると肩透かしを食らうかもしれない。
    コンプレックスって自分では思い悩むけど外から見れば「なんだ?そんなこと?」って思われるんだろうな〜という印象その通りな本。

    作者のあたそさんとわたしは育った環境も家庭もまったく違うんだけど、不思議とめちゃくちゃ共感する部分が多かった。
    女であるということの息苦しさとか、なんとなくいつも死を考えているところとか、この先結婚も出産もしないまま世間に置いて行かれるんだろうな、とか。わたしが普段感じているもやもやした気持ちをうまく文章に落とし込まれていて「そうそう、そうなんだよ〜」と思いながら読んでいた。

    コンプレックスを吐露するだけで具体的な打開策というものは書かれていないんだけど、ああこういう人がわたし以外にもいるんだな、自分は自分でなんとかしなきゃな、と安心させられるエッセイだった。

  • いたい、つらい、せつない。読んでる私が痛くなってくるくらいだから、著者はさぞ痛かろう。それでも流されつつ抗いつつ生きている著者に元気をもらってしまう。
    タイトルだけ見るとふざけた感じだけど内容は重みがあるので、手にとってよかったと思う一冊。

  • タイトルはめっちゃインパクトあるのに、内容はどの辺が女を忘れてるの?っていう。

    著者はべつにジェンダーレスでも同性愛者とかでもなく、ふつうに女性であることを受け入れてて。
    もっと、「こう考えると女性らしさという苦しみから解放されるよ!」って内容かと(勝手に)思ってたから読んでみて期待外れだった。

    タイトル詐欺〜

  • かっこいい生き方だなと思う。私も芯のある生き方をしたい。

  • 「ずっとひとりだった」私が本を出版するに至るまで |AM
    https://am-our.com/idea/520/15184/

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    私には、女でいる自信がまるでない。
    スカートも化粧も好き、レディースデー最高。でも他の女性と比較すると、自分は何かが足りない。自信がないと自分の容姿や性格が嫌いになる。そんな女性たちの肥大化した劣等感をいつか笑い飛ばすエッセイ。

    ◆はじめにより
    女でいることを忘れられたらいいのに。そうすれば、周りと比較して自信を失うこともないかもしれない。好きなように生活をしている自分を、もっと素直に受け入れることができるかもしれない。あらゆるコンプレックスが、どこかへ蒸発していくかもしれない。

    この本を手に取った方やこの文章を読んだ方の中にも、「女性らしく」いることができなかった人、コンプレックスがどうしてもなくならない人、自分を素直に受け入れることができない人がいるはずで、この本がそんなふうに思っているこの世界の誰かに届けばいい。生きていることや女でい続けることが、少しでも楽になりますように。
    https://www.kadokawa.co.jp/product/321712000870/

  • 事故的にKindleで買ってしまったものなので、著者のことは知らなかったし(Twitterなどで有名な方らしい?)、なんだかんだ私は女である自分が好きだから女を忘れたいとは思わないけど、読んでみたら意外と共感するポイントもあった。

    人生に後悔のない愉快なクソババアになりたいとか、
    結婚や出産をしてもしなくても自分が満足できる人生を歩めると思ってるとか、
    私もそう思ってるから、同志を見つけたようで嬉しかったな。

  • ブスという名の言葉の呪い
    いま子育て真っ只中で、あまりこどもの事可愛いなんて言って悪影響になったら、、なんて思ったこともありましたが、素直に認めて褒めてあげようと思いました。

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著者プロフィール

神奈川県出身。非モテや容姿に対する女子の悩みを爽快に代弁するツイートで人気を博し、WEB媒体を中心に現在複数のコラムを執筆。普段はTwitterを更新する傍ら会社員として働く。好きなものは音楽、酒、水タバコ、旅行、読書、映画。

「2018年 『女を忘れるといいぞ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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