オトナのたしなみ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 147
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046047786

作品紹介・あらすじ

還暦を迎えて「大オトナ」になったサイモンさん。
「女が年を取るということ」「セックスレスと離婚率」「悪口との上手な付き合い方」
「着る服が見つからなくなったら」「女は何歳まで恋ができる?」「孤独な老人にならないために」・・・・・・など、
これまでの数々のイタイ経験から学んだオトナ流儀を、アラフォー、アラフィフの後輩女子たちに教えます。
「あるある!」「なるほど!」と思わず膝を打ちたくなる痛快指南書エッセイ、待望の文庫化!

感想・レビュー・書評

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  • 柴門ふみの鋭い女性観察&分析力が満載のエッセイ。

    「20代の感覚のまま年を重ねてきたような40~50代」など、痛いと感じる指摘もあったが、女性ならではのあるある事象も多く、その分析や対抗策に思わずそうそう、と頷くことしきり。

    柴門さんも書いている通り、オトナか非オトナかは年齢では判定できない。
    完璧である必要はないが(ムリだし)、「日々積み上げたものだけが残る」からこそ、「善きものだけを積み上げ、悪しき習慣は断ち切る」よう、日々心がけて生きたいと思う。

  • 〝後輩女子たちに教えます“に惹かれて読んだが、参考になったんだかならないんだか‥.なんだかんだ言っても結婚生活上手く行ってる人はいいよねと言う感想。ひねくれててすいません。

  • プププ( *´艸`)と笑ってしまうところ多々あり。
    専ら通勤電車で読書をするので、マスクしててよかった。

    愚痴でもない、説教でもない、どこか上品でさすがに文章がうまい。登場するご友人もお上品そう。
    群ようこさんのエッセイは毒々しくて愚痴ぽかったのでこちらの方が好き。

    思わず笑ったのが、
    大嫌いな夫に「今まで素直になれなくてごめんね。本当はずっと大好きだったの」と言えば面白い反応が返ってくる。

    女性の脳は冷凍庫。怒りを瞬間冷凍庫で凍らせて保存する。そして何かのきっかけで高性能レンジで瞬時に解凍させる。男性は女性が口にしなくなったら許してくれたと解釈するが、本当は新鮮なまま冷凍保存されているだけ。


    柴門さんの本はエッセイ、マンガどちらも初めてかもしれないな。他の本も読んでみよう。

  • 年齢も立場も状況も全く重ならないから、
    なるほど〜とは思ったけれど
    あまり共感はできなかったかな…。

  • 女性ならでは嫉妬やマウントが人間関係を狂わせ、自分自身を見失うんだと改めて感じ、なるべく当たり障りのないお付き合いが自分を保っていく秘訣だと感じた。
    そして、いつでもどこでもスマホが我々の生活を助けてくれるが、スマホはストレスが溜まる原因にもなる。
    疲労回復のためにはとにかく『無』になること。
    「無」になって、情報を遮断することで脳に休息が与えられる。

  • クスっと笑える本だった

  • 60歳を手前にした筆者の思うオトナが書かれている。若いころどういう対応をして辛かったのか、今はどうしているのかが書かれている。女性ならではの悩みについて筆者なりの解決策を提示してくれている。ママ友は期間限定のお付き合い。大人になると心からの友だちは作りにくい。等そうなんだろうなーと感じた。

  • 老齢期を迎える前の40~50代へ向けてのヒント…と前書きにあるが、いまいちピントこなかったです。

  • うんうん、そうそう、と妙に納得しながら読む。
    なかなかに面白かった。

  • 漫画も良いですが柴門さんのエッセイもとても読みやすく共感出来る事柄がたくさんありました。

    特に「女が女と絶交する時」は今まで私が数年悩み続けていた事がスッキリと解決出来ました。

    今まで仲が良かった友達と縁が切れた時、いつも自分を責めていましたが「人間アレルギー」と言う言葉に深く納得。

    その他にも「女友達との付き合い方」「平気で嘘をつく女」 「女の脳は冷凍庫」「悪口との上手な付き合い方」「贈り物の憂鬱」など どのエッセイもなるほどと思え共感出来る内容で楽しく頷きながら読めました。

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著者プロフィール

1957年徳島県生まれ。お茶の水女子大学卒。79年漫画家デビュー。『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』『同窓生 人は、三度、恋をする』『恋する母たち』など、著書多数。エッセイ集として『恋愛論』『大人の恋力』『そうだ、やっぱり愛なんだ』『老いては夫を従え』など多数。2016年、25年後の物語として描かれた『東京ラブストーリー  After 25 years』で柴門ふみブーム再燃。夫は弘兼憲史氏。

「2020年 『オトナのたしなみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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