宇宙が終わるまでに恋したい

著者 :
  • KADOKAWA
4.03
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本棚登録 : 189
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046054074

作品紹介・あらすじ

運命の相手なんて、そのうち空から降ってくるはずだった。
いつか星のきれいな夜に散歩してると、突然、目の前にロケットが着陸して、その銀の扉が開くと「待たせちゃったね」とか言って、高身長で優しくて、スマートで、なにもかも百点の男の子が現れるみたいな感じで――完全に信じてた。

京都の大学に通うアカリには悩みがあった。周りの友達はどんどん恋人ができていくのに、私だけ恋愛のチャンスが来ない。
恋愛くらい、本気になればできるはず。メイクも頑張ってるし、服装ダサくない。一途だし良い彼女になる。
なのに、どうして私の順番は回ってこないの?
恋愛も公式があればいいのにな――

そんなアカリに話しかけてきたのは大学の先生「ベニコ」。
恋愛とは、さりげなく相手に近づいて、物欲しそうなめで見つめることではないわ。恋をするとは、相手に関わろうとすることでしかないのよ――と、言われてしまい……。
アカリは一大決心。ベニコに恋の仕方を教わることにする。
果たしてアカリは恋をすることができるのか?

「恋愛を学べる小説」第2弾! 恋は待っていてもつかめない。ベニコの授ける「恋愛認知学」は、恋愛テクニックを通じて人生にどう立ち向かっていくべきなのかを教えます。

感想・レビュー・書評

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  • 前作を読んだので、読みたくなった。

    小説として、単純な内容ではあるが、面白かった。
    不覚にも、コウキくんの告白にグッときた。
    なんとも一生懸命な感じに心奪われるし、泣きそうにもなるし、完璧じゃないところが愛おしいとさえ思う。


    ソウシくんとアカリちゃんの関係が、なんとも過去の自分を見ているようで。アカリちゃんには幸せになってほしいと、前作同様小説メインで読んでしまった。
    ベニコさんがどうしてもブルゾンち○みの形で浮かんでしまう。
    どうかこの感想を読んだ人は、ブルゾンち○みを思い出しながら読んでほしい。物語が浮かび上がってくる。


    真面目な感想。
    「運命は作り上げていくもの」という言葉がすごく心に響いた。どこか無意識に運命とは出来上がっているもので、決められてものじゃないが、一般的にある運命的な出会いってやつだと思っていた。
    読後はそんな自分が恥ずかしいとさえ思う。

    前作同様、自分を大切にする・自分を愛するというとこをが本質だなと思う。恋愛云々というより、“自分を大切にすること”とは、“自分を愛すること”とは、という内容が、人付き合い(恋愛友情)の中で示されている。

  • 前作より心にガーーンとくるものが多かった!

    人はいつだって自分の気持ちをかわいがることに夢中で、他人を思いやるスペースがない
    自分のことばかり考えているうちは、他人と関わることができない

    昨今はさらにこの傾向が強いと思うし、恋をする以前に周りを見渡すことを心がけてないと、気持ちが内に入っていく感覚が最近すごくある。

    行動、経験を伴った努力でしか、自分に自信をつける方法はないということ、改めて実感。

    読んで終わりじゃなくどう動くかが試されそうな1冊〜!!

  • ちゃんとキャラが立ってるし、得られるものが多くて本当に面白い。この作者さんが好きだから恋愛指南書以外でも買っちゃうだろうなって思ってる

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00644771

    「恋愛を学べる小説」第2弾! 恋は待っていてもつかめない。ベニコの授ける「恋愛認知学」は、恋愛テクニックを通じて人生にどう立ち向かっていくべきなのかを教えます。(出版社HPより)

  • 途中、あまりにも心に刺さる部分があり、涙が出てきた。
    本書は、恋愛のための本としてあるが、私にとっては、人と関わるための本という感想を持った。
    もしかしたら、何人かの人にとっては、ごく当たり前のことしか書かれていないのかもしれないが、私にとっては、目から鱗のような気分にもなった。
    この本を読んでいく中で、これまでの人との向き合い方を大きく反省した。そして、人との向き合い方を必ず変えたいと思った。
    再読して、取り入れられるところは実際に取り入れて行動していきたいと思う。

  • 「宇宙が終わるまでに恋したい」

    プチパンケーキ女のアカリちゃんが、恋愛認知学の研究者ベニコさんの指南を受けて「恋愛」を学ぶ物語。対人関係ですぐに役立つエッセンスが沢山!SNSに転がってる恋愛アドバイスなんかより断然これ一冊。

    これ読んだ後、人とのコミュニケーションが一気に深まって、仲良い友達も増えたし、遊びの約束も増えた!!!革命的!!!

  • 恋愛の初心者向けに小説仕立てで運命の恋人ってやつを見つける方法と実践を解説した本。運命の恋人はつくりあげるものっていうのは見逃しがちだけど大事なことだと思った。よく考えたら、恋人関係になってからがスタートだからだ。

  • 変愛以外にも活かせる人との関わり方が分かった。物語になっているのと舞台が京都で京都観光した気分に浸れて面白かった。
    恋をするとは相手に関わろうとすること。
    自分が感じていることは言葉にするべき。
    自分の価値は自分で決める。

  • 学生(らいすた)ミニコメント
    恋人なんてそのうち自然にできると思ってた大学生が恋をすることができるのか。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/654633

  • サクッと読めちゃう。
    面白かったけど、いつもイケメンはウルフなんだなぁと思った。

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著者プロフィール

マジシャン&恋愛コラムニスト。19歳でマジックの最高峰「The JAPAN CUP 2010」で審査員特別賞受賞。自身の考案したトリックが米国の専門誌「MAGIC」に掲載される。日本催眠心理協会認定催眠心理療法士。歌舞伎町文学賞特別賞受賞。SNSフォロワー25万人(2022年10月現在)。
心理学や生物学を駆使した独自のメソッド・恋愛認知学を研究。その研究に基づいた恋愛コラムが女性向けWEBメディアで累計1000万PVを記録。著書に『わたしは愛される実験をはじめた。(同タイトルで漫画化もされる)』、『宇宙が終わるまでに恋したい』(ともにKADOKAWA)がある。

「2022年 『ラブスペル 恋を叶える魔法のフレーズ111』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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