大学4年間の社会心理学が10時間でざっと学べる

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 166
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046060754

作品紹介・あらすじ

ロングセラー企画『大学4年間シリーズ』の第11弾。社会心理学とは、社会の中での人々の心の動きや行動の法則を解き明かし、なぜそういう行動をとるに至ったのかを解明する学問。社会で起こる様々な出来事や問題を解決する糸口になります。渋谷のハロウィーン暴動のような一人ではまず行わない行動を、集団になると行うのはなぜか、贈賄や不当表示などの不正行為に、個人では悪いと思いながら、組織に所属すると加担してしまうのはなぜか? また世論はどのように形成されるのか、偏見やステレオタイプはなぜ生まれるのか、生産性は労働条件ではなく人間関係で決まるのはなぜか、人は必ずしも合理的な判断をしない理由など、社会の中の行動をつかさどる仕組みが、体型的に10時間でざっとわかる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 恵送いただいた「大学四年間」シリーズ。
    概論書なんて誰が書いても同じ、では全然なかった。
    亀田先生らしい切り口で貫かれた趣味的本格一般書とでも言おうか。
    それだけでなく、古典的研究と、最新の(邦訳される前の)トピックのいずれに対しても著者の造詣の深さがしのばれる。その意味では網羅性も高い。

    こんなふうに、自分の論文や書籍をひろく引用しつつ概論書を書くことのできる研究者など、世界ひろしと言えどごく少数だろう。

  • 単位は取得した記憶があるけど、身に付いていなかったって事がよく分かりました。
    今、読むと面白いですね。

    てか、この本が教科書だったら、もっと理解できていたかも。

    あ、普通は教科書とは別に、自ら探して勉強するんでしたっけ?

  • 「社会」心理学とある通り、社会生活の中で表出する個人・集団の心理特性・行動特性を把握する領域と理解した。

    印象的だったのは、上述の心理特性・行動特性が、自身ならびに家族の生存確率を高める目的で表出していると仮定されているとのこと。(進化心理学的な視点も入っている?)
    この視点を持った上で自身や周囲の行動特性を見てみると、行動の裏にある理由を想像しやすくなるなと感じた。

  • 図書館がおくる、「クラブ・サークル向けおすすめ図書」

    クラブ・サークル名 心理学研究会
    請求記号 361.4/Ka
    所蔵館 2号館図書館

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50335823

  • 医学部分館2階書架 : 361.4/KAM : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410170285

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著者プロフィール

北海道大学教授

「2010年 『複雑さに挑む社会心理学 改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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