- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046318275
作品紹介・あらすじ
ぼくの家は、下町の工場だ。
ぼくはそこで働くみんなに、かわいがられて育った。
でも、ある日、ぼくは遠くの児童保護施設に
あずけられてしまった。
さびしい1年間を我慢して、やっと家に帰ってこられたけど
それからの暮らしは、地獄みたいで…。
ぼくはもう、ここにはいたくない。
家を出て、大好きな人を、ほんとうの居場所を見つけたい。
自分の力で、幸せになるんだ――!
親から愛されなかった少年が
苦難にめげず、幸せをつかむまでの、感動の実話。
感想・レビュー・書評
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ノンフィクションの児童書。
タイトルから分かる様な辛い内容だけど、わりと淡々とサラっと書かれてるように感じるのは児童書だからかな?
子どもは母親からどんな辛い目にあわされても、母親の事を求めてしまう。
これも実話だったけど、こういう思いをしてる子たちがいると思うと胸が痛む。
最後、もうほっとけばいいのにと思ったけど、やっぱり見捨てられないもんなんですね。
待ってた言葉が聞けて良かった。
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漫画版のノベライズ。
壮絶な育て方をされた筆者が人生をサバイブする姿に引き込まれる。
憎んでいた育った母の背景を理解することで、虐待の連鎖に気付く。母親も自己肯定感がなかった。
肉親の愛憎、大人の絶対的な力の中で親の虐待が起こってしまうということがリアルにわかる。
そんななか、主人公はきちんと生き抜いていく。
主人公が自己肯定できる生命力がすばらしい。 -
心に残るほどいい物語でした
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子供にねだられて購入。
子供向けなので、小一時間程で読了。
心が受けた暴力は傷が見えにくく、自分でも気づきにくい。
主人公に寄り添って理解してくれる大人と友達がいて、本当に良かった。我が子に、もっと愛情を持って接したいと反省。 -
ペンネーム:mii
胸がとても苦しい。どんなことをされようとやはり子どもにとって親は特別な存在なんだろう。私たちは講義として虐待のことを聞いているが、自分の体験を書いてくれているものを読むと、どれだけ学んでも足りないと感じる。無くなる問題ではないだろうけれど、それに直面したとき、ちゃんと向き合える強さが欲しい。そのためにも今しっかりと学んでいきたい。自分を奮い立たせる一冊だった。
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所蔵無し(掲載当時) -
心が痛い
そうだろうな~~と思っていても
やっぱり痛い
途中で折れなくてよかったねえ~~と
つくづく思う -
号泣しました
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とてもかわいそうな話です。
人には優しく子に厳しく…
本当に読む人までが悲しい,辛いお話です