胡錦濤 日本戦略の本音 ナショナリズムの苦悩

著者 :
  • 角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046519290

作品紹介・あらすじ

中国に独自のパイプを持つ著者が、中国が歩んできた歴史的背景を踏まえつつ、グローバルな視点から中国の対日戦略の本音を客観的に分析。今日数多く出版されている一方的な論調の書とは、一線を画す書であり、今後の日中関係のありようを具体的に提言する。多角的な情報に基づく現代中国分析で知られる著者が、21世紀の日本に向けて贈る未来志向の書。

感想・レビュー・書評

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  • 日本に住む中国研究者が日中関係について述べたもので、2005年ともう20年も前なんだけど、日本は最後にババひかない外交をしろといった提言は今も当てはまる。かなり中立で客観的だと思う。当時を振り返りつつ読んだ。
    反日デモの黒幕が政府ではないとか、江沢民時代に反日教育がとか、日本人が当たり前のように勘違いしていたことを教えてくれた。東シナ海で中国側が何を主張しているのかも初めて知ったし、中国側のメッセージを日本がキチンと受け止められていないことだったり、歴史問題には日本自身がケジメをつけろとか、まさにその通りだな。

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著者プロフィール

1957年、上海生まれ。中国・華東師範大学外国語学部卒、1992年、学習院大学で博士号(政治学)を取得。1986年に来日し、学習院大・東大・早稲田大などの非常勤講師を経て、1992年、東洋女子短期大学助教授、1996年より東洋学園大学教授となり現在に至る。その間、2002年、米国ジョージ・ワシントン大学(GWU)客員研究員、2007年、英国ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)客員研究員。著書は『毛沢東の朝鮮戦争』(岩波書店 1991年)、『中国2020年への道』(日本放送出版協会 1998年)、『毛沢東のベトナム戦争』(東京大学出版会 2001年)、『中国で尊敬される日本人たち』(中経出版 2010年)、『中国外交 苦難と超克の100年』(PHP出版 2012年)など多数。

「2017年 『中国と南沙諸島紛争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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