角川インターネット講座 (15) ネットで進化する人類 ビフォア/アフター・インターネット (角川インターネット講座 15)

  • KADOKAWA/角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046538956

作品紹介・あらすじ

インターネットがあらゆるものを変えてしまった現代。今や、人々の生命や思考をもネットワーク化する「デジタル化するバイオ」の時代が目前に迫っている。サイエンス、テクノロジー、アートの結節点から問う未来。

感想・レビュー・書評

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  • 後半部分の生物学の分野があり
    感覚器(バーチャル体験)
    遺伝子マップ
    組み換え食品
    医薬品
    人類に関与することが多くなる
    これらの情報ということになるのか

    すべて生命体に関与することが朗報となるのか?

  • インターネット講座がどんなものか気になったので最終巻だけつまみ読みした。可もなく不可もなしって感じかな。。。。

  • 伊藤穣一氏のインターネットに於ける半生から現職であるMITメディアラボでの仕事、そしてテクノロジーの未来への展望を導入に、アートとデジタルテクノロジー、アルゴリズムが優劣を決するビジネス、ネットと人間社会の変化、SFが現実化するVR、3Dプリンターなど、スプツニ子氏を始めととした5人の論者によって展開される。そして、バイオがエレクトロニクスと融合してデジタルになると伊藤穣一氏が締める。インターネットネットやSNS,IoTではしきりに繋がることが喧伝されていますが、これを読んだら繋げるというより、全てのモノやコトを隔てている境界が融解すると考えた方が良いような気がしてきます。

  • 角川インターネット講座の最終巻。
    総まとめといったところか、このシリーズは初めて読んだので、改めて各巻読んだ後で読むとまた違う印象を持つかもしれない。

  • 「インターネット」というエポックメイキングをビフォー/アフターで捉える構成が面白い。トピックは極めて自由。MITメディアラボの教授たちが持つ「インターネット」について語る。しかし一貫するのはビフォーの与えた影響と、アフターで実現しつつある超未来感である。

    特に〆の伊藤氏のアトムとビットのシームレスの話は、われわれの既成概念を根底から破壊するほどのパラダイムシフトを伴う。非常に具体的で現実的内容だがDNA創出などの話は「テクノロジーの進化はここまで来たのか!」ととてもワクワクする内容だ。

    角川インターネット講座の最終巻に相応しい内容といえよう。

  • インターネット創成を大きな時代区分の1つとすら考える著者たちによる、インターネットが自身の研究や人間・社会に及ぼした影響を紹介する本。

    インターネットがもたらすオープンで垣根のない情報とそれを使い広めようとする人間の関係は、クローバーとハチの共生関係と同じだという指摘は腑に落ちた。これこそが「アフター」インターネットの人類の行動規範と捉えうるのかもしれない。

  • アフターインターネット時代では、脱専門家(専門分野の垣根が消える)が進み、複雑性が高まる。


    「運命の赤い糸をつむぐカイコ」プロジェクト
    インポシブル・ベイビー
    DIYバイオ
    Change Blindness(変化の見落とし)
    SR技術(代替現実/Substitutional Reality)
    JackIn(東大/暦本)
    IoA(Internet of Ability)
    BioBrick

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784046538956

  • 【要約】生命や生物が新しいデジタル世界を構築するとは?数十年前から未来を予測してきたMITメディアラボ創設者であるニコラスネグロポンテは伊藤穣一にこう言った。「バイオイズニューデジタル」だと。つまり、これまでコンピュータ科学がデバイスからネットワークに向かって発展したように、生命科学は分子生物学や生物化学などの基礎生物学から、遺伝子工学や合成生物学に向かい、デジタルと融合してネットワーク化されていくということである。とすれば、人間の体をサイボーグ化することも可能になる。実際にこの分野に取り組んでいる研究者や科学者は多い。ハーバード大学の分子遺伝学者ジョージ・チャーチは、このバイオの進展を「ムーアの法則の5,6倍のスピードで進展している」と言う。バイオによる衝撃が社会を揺さぶるのは、遠い未来ではないかもしれない。

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