義妹生活2 (MF文庫J)

著者 : 三河ごーすと

• KADOKAWA (2021年3月25日発売)

作品紹介・あらすじ

高校生の浅村悠太は、親の再婚をきっかけに、学年で一番の美少女・綾瀬沙季と一つ屋根の下で兄妹として暮らすことになった。
互いに両親の不仲を見てきたため男女関係に慎重な価値観を持つ二人は、歩み寄りすぎず、対立もせず、適度な距離感を保とうと約束する。

同じ家で暮らす生活に慣れないながらも、二人はお互いに程良い距離感を保ち続けてきたが、ある日、定期テストをきっかけに沙季の様子に異変が生じる。
倒れそうになるほど根を詰めて勉強に励む沙季を心配し、支えになろうと考えた悠太は、彼女の勉強環境を整えたり、集中できる音楽を探したり、さまざまな工夫を凝らしていく。

しかしそれと時を同じくして、悠太はバイト先の先輩である美人女子大生・読売栞からデートに誘われる。
その事実を耳にしたとき、沙季の心に浮かび上がった“ある感情”とは……？

ゆっくりと変わっていく等身大の“兄妹関係”を描いた恋愛生活小説。第２弾。

感想・レビュー・書評

[芳樹さんの感想 · 2022年11月2日]

淡々と静かに物語が進んでいく感じがとても好き。苦手科目を克服しようと頑張る沙季の力になりたいと、一生懸命誠実に支える悠太に好感が持てますね。そんな相手に踏み込みすぎず、フラットでいることを心がけている悠太に対して、いつもクールに応対しているように見えて実は心中波風が立ってしまっている沙季が対照的に映る今回。読売先輩も含め彼らの関係がどう変わっていくのか。続きが大いに気になります。

[らいらさんの感想 · 2022年9月28日]

ラブコメテイストの話が始まった感じかな？
奇抜な展開はまったくないけれども、落ち着いて楽しく読める作品に思う。

[gf111さんの感想 · 2021年7月7日]

やっと話が始まった感じやな。

[かずさんの感想 · 2021年6月28日]

ラノベにありがちなはちゃめちゃドタバタ展開はなく純粋に落ち着いて恋愛小説として読めるので良いと思います。、

著者プロフィール

『ウィザード＆ウォーリアー・ウィズ・マネー』で第18回電撃小説大賞《銀賞》を受賞し、同作で電撃文庫よりデビュー。
代表作として『自称Ｆランクのお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ？』（MF文庫J）、『理想の娘なら世界最強でも可愛がってくれますか？』（MF文庫J）など

「2022年 『友達の妹が俺にだけウザい10』 で使われていた紹介文から引用しています。」