辺境の錬金術師 ~今更予算ゼロの職場に戻るとかもう無理~ 1 (MFブックス)
- KADOKAWA (2021年7月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046806017
作品紹介・あらすじ
錬金術師のルストはある日突然、職場である錬金術協会からルストが所属する基礎研究課の研究予算をゼロにすると言い渡される。これまでも雑用係として扱われてきたルストは、学生時代の友人で辺境の領主となった女騎士から開拓を手伝ってほしいと誘われたこともあり、退職を決める。
「私みたいな普通の錬金術師に出来ることなんて、たかが知れてると思うんだが」
だがしかし、なんとルストは世界でも最高峰の錬金術の使い手で、生み出す錬成素材も他人には造れない高度なものばかり。そんなルストが退職したため錬金術協会は大混乱になるが、もう遅い。ルストは活き活きと辺境の地で活躍し、周りから感謝される日々を送りはじめていた。
無自覚で桁外れの錬金術師ルストが、辺境と錬金術の常識を切り拓く!
感想・レビュー・書評
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【読書メモ】
部門予算がゼロになって追い出された錬金術師が、辺境に行って錬金術でいろいろ活躍する話
錬金術協会の錬金術師ルストは、担当部門の予算がゼロ、廃止されたことを機に退職
同級生のカリーニが治める辺境へ行き、錬金術師として腕を振るう
病気を治したり、同僚のために魔道具を作ったり、追い出しの原因を作った錬金術師と対決したり……
ただ、ルストに強いという自覚があったりなかった?治療やもの作り、戦闘となんでもこなす割に無自覚なのは興ざめ
あとざまぁもいまいち不発
魔王フラグとか怪しい呪術師とか、原始魔術の話とか、いろいろ世界は広がるが、個人的には詰め込みすぎててなんかいまいちな感じ
【以下再読のための備忘】
・どうやら、完全にカリーンの差しがねのようだ。私は、放っておくと携行食を食べながら調査を続けるような人間だと思われているらしい。ーーいや、そういや学生時代も研究中、カリーンに無理やり口に食べ物を突っ込まれたことがあったような…?
・いい笑顔を見せるメメルスとカリーン。――ふむ、悪巧みをしているときのカリーンが、一番生き生きしているよな。まあ細かいところはお任せでいいのは楽だわー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
巻頭カラーイラストのイメージとは違い、恋愛要素は「あるのかもしれない」程度に控えめで意外でした。
職人系の天才主人公が追放されて大成功する系のストーリー展開そのままですが、結構頭が回る系の主人公で、収益獲得のための布石を打ったり、謎解きのように原因を突き止めたり、自分の才能も普通に理解していたりと、よくある「ピュアで無自覚な天才主人公」とは違い大人な印象でした。
長い目で見てストーリーを進行していくようで、1巻ではほぼ何も事件は解決していません。
たくさんの謎を残したまま、次巻へ突入です。
敵は除けば、ほぼ全員好印象を持てる登場人物ばかりで、下品さやわざとらしさ・ご都合展開がなく読みやすいですが、みんな常識人ばかり故かインパクトが少なく、普通に面白かったなという印象に止まってしまいました。次巻があれば読んでみたいと思います。 -
王都の優秀な錬金術師が妬まれてクビに。
辺境の知人の開拓領主のところに再就職、チート能力で1日で風土病を治療、解決、双子の魔眼も魔道具作成で解決、逆恨みでやってきた元同僚の錬金術師を撃退。 -
思ってた錬金術師とちゃうな。
もう一冊読んでみるか。