解雇された写本係は、記憶したスクロールで魔術師を凌駕する ~ユニークスキル〈セーブアンドロード〉~ 2 (MFブックス)
- KADOKAWA (2021年9月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046807656
作品紹介・あらすじ
魔術師の襲撃から街を救った写本係のスティーヴンは、襲撃の影響で急速に成長するダンジョン群に対応すべく、マップやスクロールの作成に明け暮れていた。
そんなある日、魔術師と敵対する『守護者』を名乗る二人組が街を訪れる。スティーヴンは彼らに魔術師であるとの疑いをかけられ、守護者の拠点である王都へ連行されてしまう。冒険者であるマーガレット一行は、スティーヴンを救うべく後を追って、王都へと向かうのだった。
たどり着いた王都で、マーガレットは自身の出自に関するある事実を知る。その事実に衝撃を受けた彼女は、深い迷いを抱えたまま、魔術師と守護者の戦いに巻き込まれてしまい――
「マーガレットさんが迷子にならないように、僕が手を引きます」
スティーヴンは繰り返す時間の中で、かけがえのない仲間を未来へと導くことができるのか。
新たなる物語の舞台は王都へ! 仲間とともに運命を変える、写本係の第二幕がはじまる!!
感想・レビュー・書評
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魔術師エヴァによるソムニウム襲撃、記憶改ざん、魔術王の右腕強奪未遂。
スティーヴンは特殊スキルのセーブアンドロードによる時間の繰り返しの中で崩壊したソムニウムを救う。
魔術師襲撃に備えるためスティーヴンは大量にスクロールを生産、マジックボックスの暗証番号重複による混乱が起こる。
マーガレットが思い出した記憶によると家族はアムレンによって殺され、ワーズワーズの家系は魔術王に連なるものらしい。
トッド・リックマンと魔術論理可視化のスキル持ちのオリビアによるマジックボックス掘り出し販売で、魔術王の左脚をデイジーとご主人様から偶然入手。
守護者レンドール、アンジェラのスキル鑑定によりスティーヴンは魔術師の嫌疑をかけられ王都に連行される。
魔術師の襲撃によりレンドール死亡、アンジェラに連れられ守護者のダンジョンの奥でロッド(手にⅨの焼印あり)に記憶を探られ、魔術師の嫌疑は晴れる。
オリビアを追いアンヌヴンへ向かうアンジェラ、スティーヴン。
マーガレット、リンダ、ドロシー、テリーは攫われたスティーヴンを追って王都へ。
マーガレットは自身の出自を確かめるため王立図書館へ。偶然デイジーと出会い、アムレンのもとへ。
オートマタにより、マーガレット、スティーヴンはそれぞれ襲撃を受ける。
スティーヴンは死に、バグったセーブアンドロードにより過去の守護者アムレンのパーティの一人、スティーヴンの父の意識の中に。アムレン、ステラのパーティにより救われた獣人の少女リンダ。
過去からもどったスティーヴンはアンジェラを連れてオリビアから金貨50枚で左脚を買い取り、アンジェラへ渡す。リンダらと合流、ソムニウムへ戻る。
魔術王の左脚をつけたローブの男にソムニウムの教会は襲撃され、槍でスティーヴンは死亡。
再び同じセーブアンドロードを持つ父の過去に戻り、守護者のアムレンとオートマタ技術者のロッドが双子であることを知る。
アムレンは自分の父が守護者を裏切り魔術師に戻りたがってることを知り、故郷へ。自分の父、妻を殺し、娘のマーガレットを生かしステラに預ける。
アムレンはオートマタの少女デイジーをロッドの工房から連れて行く。
スティーヴンは生まれたばかりの自分を見たあと、さらに前のセーブポイントに戻る。魔術王の力で死ぬとバグり、何度も繰り返しができなくなるらしい。
事が起こる前に戻ったスティーヴンは皆を頼り、まずドロシーに相談、記憶を整理してもらう。マーガレットに真実を告げ、ドロシーとともに考える。
王都へ行き、オリビアを連れてくるグループ、デイジーを連れてくるグループで。
アムレンは守護者で、ロッドも協力してくれてると思っていた。
魔術王の左脚をマーガレットらに預けると告げたとき、ロッドは3体のオートマタ、さらにオートマタの軍団をマジックボックスから呼び出す。
オリビアがロッドのマジックボックスのパスワードを解析し、オートマタの軍団を移動させ、戦いは終結。
最終的にアムレンに魔術王の左脚を預け、ソムニウムに戻る。
アンジェラもソムニウムに赴任、ドロシー、マーガレット、リンダらとともに日常へ。詳細をみるコメント0件をすべて表示