- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046813077
作品紹介・あらすじ
森茉莉の書く“シュウクリイム”、
内田百けんの書く“おかうこ”、
村上春樹の書く“オムレツ”
森見登美彦の書く“お酒” etc……
古今東西の名作に登場する美味しそうな食べものを、
食いしん坊の作者独自の目線で語るコミックエッセイ。
遠い存在だった文豪や、物語の登場人物たちが、
いつの間にか身近に感じられる名作レビューエッセイです。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
本が大好き、特に食べる表現が巧みな本ばかり、筆者の目線で面白おかしく描いたエッセイ漫画。
既に何冊か読みたい本が出てきてしまうほど、魅力的な本ばかりだ。是非宮田先生と同じ世界を見てみたいので、順番に読んでみようと思う。
正直私もジャンルを広く読むわけではないので、こういった本の紹介をしてもらえる本(漫画)は大助かりだ。作家によって、食べることへの向き合い方、表現、想いというのはさまざまで、フレーズも美しく胸を打つ。
宮田先生はレトロチックな絵柄で読んでいても心地よい。クスリと笑ってしまう箇所があって、とても面白かった。 -
クラシカルな雰囲気のイラストが素敵です。
美味しいご飯と本は相性が良いですね。
ちょっと本を読みたいけど何がいいかなって時に紹介本としても良いかもしれません。 -
はじめに、の気楽な本読みって所にまず共感
量もあまり読まないし本好き!って胸張って言えないのわかる…
ハラヘリって名のとおり読んでたら読みたい本たくさん出てきて作りたいもの食べたいものも増えるからメモしながら読むのおすすめ
食のエッセイって自分でつくったり同じお店に行ったり追体験できるのが良いところだよねって改めて思ったり
最後に読んだのもあるけど「土を喰う日々」が気になったから今度借りてみようかな
-
まず絵が可愛い!
タイトルのハラヘリ読書とは、食をテーマにした本が好きなところから、本の中の食べ物をテーマにとこの本を描くことになったとか。
全10話とプチコミック。
1話 森茉莉といただくシュウクリイム
4話 黒髪の乙女といただくお酒
7話 角田光代さんといただくにがてだった食べもの
が好きかな〜
5話 失敗料理はクスッと笑えて
8話 ブレックファーストは表現の仕方が好き
おすすめの本もたくさん紹介されていて
何冊か気になった本たち読んでみたいな!
-
key word コミックエッセイ 読書エッセイ 文学的感覚と食べ物表現の感受性
楽しく読ませて頂きました。コミックの絵は可愛らしいし、文豪や小説家とご自身の対比の表現も豊かで面白い。描かれるご自身の体験や日常は可愛らしく微笑ましく、身近な印象を受けました。
私が特に好きな章は「森先生の耽美なデザート」「巴里のオムレツ」「笠地蔵」ですね。読んだことのある本が出てくると同感!って言いたい。同じ本を読んで同じように感じるなら、やはり名作の持つ力、文豪の放つ言葉の表現ってすごいって思います。そう思わせてくれる本著も表現力の高い本だと思うのです。にしても、名作には美味しいものが出てくる…いや、卓越した表現力のなせる技なのかな。読書大好き。 -
本当に本が好きなんだなあ。
育ちの良さが伺えて作者とご家族を好きになった。
どの紹介も素敵なのだけれど、やはり森茉莉の紹介がダントツでそそられた。
『シュウクリイム』
なんと甘美な響きなのだろうか。
読み終わってすぐにシュウクリイムとコオヒイを買いに行った。
文字数も多過ぎず、かと言って買って損したと思う程薄くない内容、少な過ぎず多過ぎもしない文章にこれでもかという程魅力が詰まっていた。
食べ物と読書が好きな人はぜひ読んで欲しい。 -
角田光代先生、そんな力業な方だったのか…お、面白いな…