破局予定の悪女のはずが、冷徹公爵様が別れてくれません! 1 (フロース コミック)
- KADOKAWA (2023年5月2日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046817549
作品紹介・あらすじ
小説の世界の、しかも当て馬以下の端役──男好きで強欲悪女グレースに転生しまった!
物語の通りに悪女として冷徹公爵ゼインを弄んで捨て、彼がヒロインと出会うきっかけを作らないと、戦争が起きてグレースは死ぬ運命。
バッドエンド回避のため悪女キャラに徹するグレースだけど、元の真面目な性格のせいで悪女になりきれず、逆に「絶対に別れてなんかあげないよ」と振るはずの公爵様から溺愛されてしまい…!?
感想・レビュー・書評
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当て馬端役の強欲悪女(これだけ聞くと酷い)グレースに転生。
例のごとくヒロインと冷徹公爵ゼインをくっつけないとグレースは死んでしまう。
バッドエンド回避目的で悪女になろうと奮闘するグレースだけど。もともと悪女とはほど遠い性格だったのでうまくいかなくて…。
もはや悪女もどきなグレースが可愛いです。
真面目に悪女になろうと思ってる時点で悪女じゃないもの。
そんな彼女を支えるのが、専属騎士のエヴァンと泣き真似上手なヤナ。
この二人は鋼の心臓を持ってるので、色々すごいです。
特にエヴァン。
元祖グレースに「見た目と剣の腕しか取り柄が無いから、私を楽しませる為に半裸でいなさい」って言われて「はい」と半裸で立ち続けるようなタイプ。
ドMなのかと思いきや新生グレースにはドSらしく、魔法を上手に使ったら「初めてでここまで使いこなせるなんて、異常ですよ。変態です」と拍手して「他に褒め方はなかったの?」とグレースに突っ込まれてみたり。
天然かと思いきや時々わかってて言ってるのかな?と思う部分もあるエヴァン。
巻末の書き下ろし小説での二人も可愛いですよ。元祖グレースも新生グレースも。
細かいけど、ゼインとグレースの初デートを見送るエヴァンとヤナの応援が微笑ましいです。
もともとの本元悪女グレースを知らないけど、ちょいちょいエヴァンから語られるグレースが本当にたちが悪い(笑)
面白いときもあるけど、それは全然堪えてないエヴァンの口から語られるからだろうな。…なんでそんなこと受け入れられるの(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示