身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される2 (フロース コミック)

  • KADOKAWA
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046823809

作品紹介・あらすじ

王都に住む子爵令嬢・クラリスは、「ファーレンハイトの宝石」とも称される美しい姉と常に比較され、家族に虐げられて生きてきた。十九歳になったクラリスは、戦果の褒賞として「人喰い辺境伯」との異名を持つ、ジークフリート・グーテンベルクに姉の身代わりとして嫁ぐことになる。ところが辺境伯ジーンは無口で無表情ながらもクラリスを思いやる、包容力に溢れた魅力的な人物だった。それでも「身代わり花嫁」であることに負い目を感じるクラリスは、なかなかジーンへ心を預けられないでいた。そんなある日、突然姉の婚約が決まったと呼び出しを受けたクラリスは、ジーンと二人で王都へ向かう。王都ではこれまでにない心温まる楽しいひと時をジーンと共に過ごしたクラリス。だがそれも姉との対面で一変、クラリスは自分の生家「ファーレンハイト家」の歪みに直面する――! 不遇の令嬢が辺境の地で最愛の人と「幸せな結婚」を掴む、王道ラブファンタジー第2巻!

感想・レビュー・書評

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  • ☆3.5
    わりとよくある設定だけども、とにかく絵がキレイ。
    あと、普通、意地悪な元の家族のその後は書かれないことが多いが、この作品だと「宝石令嬢」のニセモノの理由まで込みで、家族全体の歪みが解き明かされた。謎解きのあとの家族全員の行動も、これまで生きてきた態度そのままで、自ら破滅に向かっていく。
    この手のざまぁ系はいつも、家族全員が邪悪で意地悪で傲慢で加虐趣味て、ちょっとあり得ないと思っていたので、そこは説得力があった。
    あとはラブラブ路線かな?

  • クラリスの変化が目に見えて嬉しくてほっこりします。
    シドが言っていたようにクラリスが声を出して笑うとか。
    ある人との戦いとか。
    本当に本当に頑張ったクラリス。そしてその時にメイドちゃんもいることができて良かったね。
    その戦いで負傷した姿を見たときのジーン…。
    顔にかかった陰影がこの作家さんの秀逸な表現方法ですが、活きてましたね。
    冷静にマジギレするジーン。かっこよくて怖かった。

    クラリスの実家の歪みが赤裸々になる今作は是非とも読んでもらいたい。
    政略結婚とはなんなのか。
    【価値】という言葉の意味と重さ。
    本当に貴族階級って…。

    しかし、メイドちゃんとシドのやりとりがツボ。
    途中にある「それ男?」とか最後の方の「なにしてんですか?」のこれ…。
    マジで可愛すぎる二人です。

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