奪われ聖女と呪われ騎士団の聖域引き篭もりスローライフ 1 (フロース コミック)

著者 : 猫宮なお 花果唯

• KADOKAWA (2024年3月14日発売)

感想・レビュー・書評

[ひーこにゃんさんの感想 · 2024年3月27日]

異世界に召喚された聖女のコハネは、後から現れた聖女のダイアナに地位も婚約者も奪われ、追われたコハネが逃げ込んだのは聖女しか入れない聖域だった。
そこで出会ったのは伝説の騎士たちで…。

伝説の騎士たちがイケメンなのは言わずもがなですが、この聖女のコハネが明るくて真っ直ぐで可愛いのです。
自分の境遇や騎士たちのあったことに涙を流したり逆に怒りがこみあげたり(笑)騎士たちのことを思いやり行動するコハネは聖女らしいです。
騎士たちの姿を見ても慌てず礼を尽くすコハネは好感が持てました。そんなコハネは、自分にできることはなんでもしようと頑張ります。
でも逆に新しい聖女となったダイアナはなんだか、怖いですね。野心家っぽいし。

洋服を着たり名前を呼ばれることに感激する騎士たちの境遇にも涙が出ます。特にリュシー。本当に生きていてくれることに感謝したくなりました。

それと聖女コハネの能力がえぐいです。チートというのかもともとの能力が高いのかあの食事を作るシーンは圧巻の美味しそうさが伝わってきます。
本人が楽しそうでそれがなにより幸せになります。

これから皆がどんな風に変わっていくのかダイアナが何か仕掛けてくるのかわかりませんが、騎士たちがコハネを守ってくれると信じて次巻を楽しみに待ちます。