「情」の文化史 中国人のメンタリティー (角川選書 430)

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  • KADOKAWA/角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047034303

作品紹介・あらすじ

中国の「情」には、日本とは異なる多様な意味が含まれている。男女の情、人情、親子の情、兄弟の情、友の情など、人間関係の基本的な倫理は、いずれも微妙にニュアンスの異なる「情」ということばで表現されてきた。この人間関係の情愛をめぐる多様な「情」の観念は、古代から宋、明・清の時代まで、どのようにとらえられ表現されてきたかを、詩歌、小説、思想書を通じて文化史的に明らかにし、中国人のメンタリティーのありかを描く。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    中国の「情」には、日本とは異なる多様な意味が含まれている。
    男女の情、人情、親子の情、兄弟の情、友の情など、人間関係の基本的な倫理は、いずれも微妙にニュアンスの異なる「情」ということばで表現されてきた。
    この人間関係の情愛をめぐる多様な「情」の観念は、古代から宋、明・清の時代まで、どのようにとらえられ表現されてきたかを、詩歌、小説、思想書を通じて文化史的に明らかにし、中国人のメンタリティーのありかを描く。

    [ 目次 ]
    第1章 「情」という観念
    第2章 詩に詠まれた「情」
    第3章 恋の情緒としての「情」
    第4章 「人情」まんだら
    第5章 友情の虚々実々
    第6章 兄弟の情、親子の情

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著者プロフィール

張競(ちょう・きょう)
1953年、上海生まれ。上海の華東師範大学を卒業、同大学助手を経て日本へ留学。東京大学大学院総合文化研究科比較文化博士課程修了。東北芸術工科大学助教授、國學院大学助教授を経て、明治大学教授。専攻は比較文学・比較文化、東アジア文化交流史・文化史。1994年『恋の中国文明史』で読売文学賞(評論・伝記部門)、95年『近代中国と「恋愛」の発見』でサントリー学芸賞(芸術文学部門)を受賞。
他の著作に『海を越える日本文学』(ちくまプリマー新書)、『異文化理解の落とし穴』(岩波書店)、『美女とは何か』(角川ソフィア文庫)、『夢想と身体の人間博物誌』(青土社)、『詩文往還 戦後作家の中国体験』(日本経済新聞出版社)など多数。

「2023年 『羅針盤なき航海』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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