シュタイナー 生命の教育 (角川選書 456)
- KADOKAWA/角川学芸出版 (2009年11月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047034563
作品紹介・あらすじ
悪へと向かう人間の衝動を愛と道徳の創造力へと転じる「秘儀」とは?苦悩と歓喜の神「ディオニュソス」の精神を高らかに肯定、解放したプラトン、ニーチェの哲学、そして孤独な魂の救済を模索したリルケ、ノヴァーリス、ヘッセの文学を精緻に読解。彼ら哲人・文人の知恵の言葉とともに、生命にひそむ破壊衝動を、芸術と感覚の教育を通じて「共に生きようとする意志」に育てようとしたシュタイナー思想の核心を平易に解きあかす。
感想・レビュー・書評
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「シュタイナー思想の核心を平易に解き明かす」
平易かどうかは分かんないけど、高橋氏のおかげで
ニーチェやノヴァーリス、ヘッセも
(ちょっと読んでみようかな?)
という気になります。
「他者における目覚め」
を共同体形成のキーワードとして
>意識→感情→意思の共有
という段階を経る、とのことだけど
これはバイオグラフィーワークの
>外的状況→内的状況→結果orその影響
というシェアリングの手順と
よく似ているなぁ。
バイオグラフィーワークは共同体形成にも
とても有効なワークだしね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
想像力と哲学と世界観。人を選ぶ本かもしれないし前提になる感じもあるかもしれない。でも、いい本だったと思う。好きな作家が沢山出ててよかった。
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語り口はやさしいけど、書かれていることはたいへん高度だと思う。一回読んだぐらいだとわからない……。
久しぶりに再読したら、心が揺すぶられた。
暗いヴィジョンのところと、エーテル教育のところ。