レイデ夫妻のなれそめ 君がもたらした新世界 (ビーズログ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.33
  • (0)
  • (4)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 45
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047279810

作品紹介・あらすじ

恐怖の記憶をなくした妻リナレーアと、妻を失う恐怖にギリギリの精神バランスを保っている夫ザイラス。お互いの愛はさらに深まっているが、愛ゆえに危ういバランスを保つレイデ夫妻。そんな中、夫の過去──魔物の父に母を食べられた現場にリナレーアがいたことが判明! リナの心の一部を食べたのはザイラスの父だった! そしてその場には「魔物解放団」の現在の首領──あの人物もそばにいた!! それはリナのとても身近な人物で──!? 仮面夫婦の恋のなれそめ、感動の完結巻!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シリーズ最終巻。
    夫ザイラスが、妻リナの兄であるヴァルターに投獄されるというシリアスな展開から始まり、これまでに広がったお話がきちんと収束していく。ヴァルターのこれまでの行動はすべてリナのため。その隠された行動も含めてなんだか切なくなる。リナは代理人を通してザイラスから離婚申し立て書を突きつけられたりもするなど、リナとザイラスはこの巻ではあまり一緒にいないものの、想いあっているんだなぁというのは伝わってくる。
    リナの姉に変態的に想いを寄せる王様ヘンリックは、ザイラスのいう「クソ王」で、遂にはリナにも「クソ王」と罵られる。リナはヘンリックに絶交宣言し、ザイラスや彼に仕える魔物たちと共に旅に出ようと未来を向くハッピーエンド。恐怖心を取り戻しても、冒険好きのリナらしい終わり方だなと思った。

  • ラスト巻です。
    リナの冒険も最後。いろいろと風呂敷がたたまれる、怒涛の展開でした。
    すごく感動とは言わないが、いい感じにキュンな部分がありつつ、黒幕までのまとまりもよくてサクッと楽しめるお話だった。シリーズの巻数はそんなに多くないので手に取りやすいので、一気に読むことをオススメ。

    あらすじなど下記
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5413.html

全3件中 1 - 3件を表示

山咲黒の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×