- Amazon.co.jp ・本 (457ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047292628
作品紹介・あらすじ
ヒューマンエラーの宝庫にして、バグまみれのクソゲー、それが"猫耳猫"!猫耳美女にして最強の女剣士ミツキ・ヒサメの依頼、「私の道場へ来てほしい」は、回避不能の即死ルートフラグ。覚悟を決めたソーマが、正々堂々と「バグ」を武器に立ち向かったとき、ソーマの"猫耳猫"流の奥義が花開く!!ニタァっと笑う愛くるしい新キャラも登場!外伝「ミツキの奇妙な冒険」も同時収録!
感想・レビュー・書評
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死亡フラグ満載の連続イベントの発動,
それを回避したと思ったらやっぱり発動しちゃってて…
というわけで
猫耳剣士さんの実家訪問.
迫り来る当主と門下生たちの罠を掻い潜り
彼は娘さんとのお付き合いを許してもらえるのだろうか.
まぁ,相変わらず仕様の裏を突いたというか
バグと経験をふんだんに利用したアレでナニな感じで
生き抜くわけですけども.
そしてこの世界での「枝毛」の重要度とは一体…?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
三巻目となる猫耳猫は、毎度毎度のイベント加筆に加え(本当に頭の下がるところだ)、ミツキが体験した王都でのイベント外伝と、闇の犯罪集団に関する特典SSペーパーと、相変わらず盛りだくさんな内容となっている。
シリアスな展開と、ガチシリアスな外伝が挿入されていた驚きの二巻と比べると、今回はまあまあのギャグ路線。楽しいマイホーム編(※ただし、命は保証されない)や、非道っぷりでは猫耳猫でもピカ一のミツキとの対決編、ずっこけのクライマックスである道場編などを収録していて、外伝もその流れなのか、素敵なオチである。
加筆分では、ミツキに良い感じのサービスシーンが追加されていて、外伝と合わせて本当にミツキミツキした巻だった。感無量である。
相変わらず表紙も美麗だし、章変わりのお遊びもだいぶヒドい(誉め言葉)し、今回も実に楽しませてもらった。特典SSペーパーはさすがに読めたかな。でも、イラストのシェルミナからほのかに漂う犯罪臭(こんな幼げな子に……感である)といい、良い仕事をしてる。
ウスバーさんの別のネット小説の発売も宣伝されていて、果たして作者さんは大丈夫なのかと心配になるところだ。楽しみに待っているので、頑張ってもらいたい。