ひゅうおどろ 煤川石坐の怪異譚

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 44
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (511ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047293649

作品紹介・あらすじ

まだ人と妖怪が隣り合わせていた時代。世には二本の紐があった。一方は赤く光る紐。それは人の紐。一方は青く光る紐。それは妖怪の紐。二本の紐が絡まり合うとき、人と妖怪は分かちがたく関わりを持つ。これは紐の織りなす物語。

感想・レビュー・書評

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  • ●昭和初期の話だったのか。冒頭に、時代背景の説明がなかったので、勝手に明治あたりの話かと思っていた。

    ●綴・紡の台詞がやあ現代風。ネット小説というか。ありていにいえば、銀●を思い出してしまった。台詞がかった台詞というか。

    ●これは、ラノベ全体に言えることかもしれないが、描写にあまり行を割いていないのが気になった。美しい少年って、どいういう風に美しいの?

    ●全体を読んだ感想としては「面白かった」

    ●ただ、鬼子として、父以外の親族から鼻つまみものとして扱われていた半神半人の石坐が、どうして人間の安否を気遣う事が出来るのが気にかかった。世捨て人で厭世的なキャラなのか、そうじゃないのか。主人公のくせに、キャラがぶれている気がするのは、私の思い違いか……。

    ●石坐の母親の正体や、謎の人物など、説明がされないままで終わってしまった。……これは、続刊フラグ

    ●「アテルイは、坂東では英雄なんだけどな。悪く描かれているのは、関西の朝廷の作為なんだけどな……」とあとがきをみて思った。アテルイ、倒されるべき対象としてバリバリ悪者に描かれてましたね。言っても仕方がないことだとは思うのだけれども。

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著者プロフィール

てにをは
ミュージシャン・作家。
おもな著作に『女学生探偵』シリーズ、『モノノケミステリヰ』シリーズ、『撃鉄の心臓』などがある。

「2020年 『秘祭ハンター椿虹彦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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