シンデレラ伯爵家の靴箱館 荒野の乙女は夢をみる (ビーズログ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 135
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047298873

作品紹介・あらすじ

人を不幸にする"魔術師の靴"。その靴を蒐集するシンデレラの末裔・アランの靴店で働き始めたエデルは、厳しくも真摯(でも時々、挙動不審?)な彼の元で、充実した毎日を送っていた。そんなある日、竜巻事故で亡くなった少女の"銀の靴"が消える事件が!魔術師の靴と踏んだアランが事件を追う一方、エデルは靴の行方を知る人物からある勝負を持ちかけられ…!?靴と恋の物語、第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 「女性は食べ物や動物にたとえられると喜ぶ」
    ジュディやセスの事が一件落着して、あとは締めだけ…となった穏やかな雰囲気が、アランの豚肉の例えで吹っ飛んだ。
    何故桃とかフラミンゴでなく豚肉にしたのか、アランは豚肉に例えられて嬉しいのか、訊いてみたい。
    大体、指南書のセンスもおかしい。女性を例えるなら、まず花だろ?

  • シリーズ2作目。
    オズの魔法使いモチーフ。
    有名な作品だけど、ん?内容ちゃんと覚えてないぞ?失明するところなんてあったっけ?と思いながら読んでました。

    エデルがアランへの気持ちを自覚。
    ついでにアランも恋愛指南書からの不思議なアプローチを引き続き実行中。ブタ肉…。おいしいけどね。

    セス…。好きです。エデルみたいな子にはセスみたいな飄々としたキャラもお似合いだと思うんだよなぁ。
    というか、セスもうここでいなくなるの?それともすぐに戻ってきてくれるの?
    セス好きとしては次巻からの出番も気になるところ。

  • 職人として何を目指していくべきか迷い始めたエデル。しかも、恋を自覚し始めたふたりは……。妹、ひきつづき影で活躍。めちゃくちゃかっこいい。そして引き続きアランの「たとえる」作戦が迷走を続けております。(本人は「いい感触」とか思ってる……)次はどこまでいくんだろう……。靴がきちんとテーマになっているのがとてもよかった。次も楽しみです。

  • 新規の客を呼び込む季節になってきた。
    そんな時に担当する事になったのは、かつての母の同僚。

    前回の最後、彼が魔術師と分かったわけですが
    一体どうするのかと思ったら。
    オーナーの妹は別方向で事態を進めてくれますし
    事件に集中した方がいいのか、関係を進展させるのか…。
    いや、どう考えても的外れなオーナーの思考回路が
    面白くて仕方ないですけど?w
    なぜそこでその選択!? という突っ込みが
    今回も満載です。

    夢を諦めて実家に帰るから、すべてを捨てる。
    それは勇気がいる事ですが、すべてを捨ててしまえば
    自分ではなくなってしまいます。
    叶えるべき夢として持ち続けるか
    夢を夢として持ち続けるべきか。
    それでも、捨ててしまうより辛い事はありません。
    捨ててしまえば楽ですが、今までの自分を
    作り続けてくれたものですから。

  • 両片思い、すれ違いラブは数多の少女小説で読んでそのたび「素直になりなよぉ」と思ってきたけれど、ここまでお互い自分の気持ちを素直に伝えてる両片思いははじめてだわ。清々しいわ。アラン様の生真面目天然っぷりが光ってたいそう面白かったです。しかも格好いい。

  • 悩める男は今回も迷走している

  • 「責任を持つってどういうことだろう?」
    靴職人としてだけではなく、つぎつぎふりかかる難題に一所懸命なエデルが好感。

    悩める男は、大いに笑えたが、悩める乙女はとてもキュンでした。
    ちなみに、冒頭のアランの険しい目つきは、テキストの”じっと彼女を見つめる”を実践中であります。
    アラン突っ込みがいのある男で楽しい。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4258.html

  • 今回はオズの魔法使いが土台になっていました。
    童話になぞらえているのも楽しみなところですが、
    アランの残念な比喩力にわくわくしています。
    女の子は食べ物に例えられるのが好きって指南書に書いてあっったからってあれは出てこないでしょう?という斜め上の感じがほんとうに好きです。

  • 久々にシンプルに良いなと思える作品。

    気持ちが丁寧に書かれているのも○
    両方が鈍感なのもなかなか見ないので
    あらぬ方向に行きまくりなのも面白い。

    最終的に対するのが父親ってことになるのか…!?

  • シリーズ2巻目。
    今回のお客様はエデルの母親が所属していた劇団で脚本家を目指していた女性。靴のテーマはオズの魔法使い。程よい恋愛要素とミステリー、お仕事話で楽しく読めるシリーズだと思う。あきさんのイラストも綺麗。恋愛に対するアランのヘタレっぷりが半端なく面白い。豚肉発言や虫に例えるのはどうなのだろうかww指南書片手に頑張るアランを応援したくなるw
    黒幕っぽいセスの件も結構あっさり解決してしまった(のかな?どうなんだろう?)のでこれからどういう展開に持っていくんだろうとちょっと思った。やっぱりエデルの父親とかが出てくるのかな?
    エデルとアランの恋も少しずつ前進しているので、そんな二人の関係をもうちょっと読んでいたいです。シリーズ化したから最低でも3冊は発売するよね?次巻が楽しみです。次の靴が何なのかも気になる~。

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