双界幻幽伝 恋人は一騎当千! (ビーズログ文庫)

著者 : 木村千世

• KADOKAWA/エンターブレイン (2015年9月14日発売)

作品紹介・あらすじ

隙あらば甘々ダンナと化して油断ならない蒼刻に流されてる?な引きこもり公主・朧月。そんないちゃこらな雰囲気とは反対に、"双界の瞳"と名付けた師匠・螢火により解放された朧月の異能の力は少しずつ強くなっている。謎の皇子劫により、神華国中に火種がくすぶり始める中、黒烏州刺史の朧月の兄・静心が行方不明との報せが届き-!?引きこもり覚醒!?の第14弾!

感想・レビュー・書評

[永杜さんの感想 · 2017年1月27日]

能力を己の意思で使えるようになってみたりした頃
自宅にいるはずの人間に出会ってみたりして。

好きあらばボケ突っ込みは変わりなく
さらに人が増えそうな状態？
点心の御用達候補が美味しそうでたまりません！

徐々に力の使い方を憶えていっているとなりで
昼ドラも真っ青！　な配役での旅。
そこで捕まえたのは～な状態ですが
事が添え物状態になってます。
いや、冒頭ですでにあちらの世界へさようなら、を
している人がいるわけで…。
大量のフラグ発生？

[manapさんの感想 · 2016年12月21日]

隙あらば甘々ダンナと化して油断ならない蒼刻に流されている？引きこもり公主・朧月。そんないちゃこらな雰囲気とは反対に、〈双界の瞳〉と名付けた師匠・螢火により解放された朧月の異能の力は、少しずつ強くなっている。
謎の皇子・劫により、神華国中に火種がくすぶり始める中、黒烏州刺史の朧月の兄・静心が行方不明との報せが届き！？

花守りさん久しぶりとか思った矢先のまさかの展開に開幕から唖然とした。え？　まさかマジで終わりなの？　冗談でしょう？
今回は最初のほのぼのはともかくとして、後半がやや肩すかしの展開が続いて驚かされた。
封じられていた花魄が突如復活したことで盛大なバトルシーンになるのかと思いきや、まさかの蒼刻の最強お兄さん登場であっけなく終了。まぁこれは彼の規格外の強さをアピールしたかった、という事なのだろうと思うのだけど、もっと驚かされたのはその後の静心兄さん誘拐事件だよ。
ページも少なくなってきたし、これは静心兄さん救出に突撃！で次巻に続く的な引きなのだと思ったら、まさかまさかの…。さすがにこの展開にはきょとんとさせられた。そこ端折っちゃうのかーという感じで。
まぁご無事で何よりでしたけど。ちょっともやもやする展開でした。

[aoiさんの感想 · 2015年12月17日]

本編14巻。
ついに最終章突入！花守の子龍が本編開始4頁で殺害されるという、不穏な幕開け。初登場時はよく活躍していただけに、こうもあっさり消されたことに唖然とした。全体的にイチャコラは少なめ、印象的なのはラスボスの刧より蒼刻の兄・戴青の活躍です。刧はまだどういう立ち位置なのか不明である一方、戴青の場合、超人的な強さの秘密や護花七将軍の紅一点の流霞とのかつての縁談話などを色々語られたから。放浪癖も各地を護るためなのかもしれない。とある人物の誘拐事件、救出場面全カットで思わず読み飛ばしたかと焦った。