この世界がゲームだと俺だけが知っている7

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047309012

作品紹介・あらすじ

最凶のヤンデレ・レイラに惚れられてしまったソーマ。レイラに惚れられて、生きのびた人物はいないという史上最恐の焼きもちやきの彼女から逃げ切るためにソーマは異次元の館に逃げ込むが……。

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  •  王都危険NPCランキング一位となる最強のシャドウアサシンであるレイラ・ミルトンとの出会いが描かれた7巻である。彼女との一幕と、その彼女から離れるために向かったアーケン邸での一幕が収録されている。
     今回、主人公はレイラへの恐怖からこの世界がゲームであることを暴露しているが、この辺りからこの物語はハーレム物として後編に入る。つまり、ハーレムとしてヒロインらに慕われる展開から、身内意識丸出しの「女の子集団から呆れられる主人公」という構図へと変化していくのだ。
     この辺、個人的には物語の移行として疑問もあるのだが、書籍版の改変要素であるティエルにまつわる物語が、今回の外伝「薄氷の接近遭遇」によって本編と直接繋がることとなり、これからの物語にどう影響していくのが興味深い点である。短編自体も、レイラとティエルが互いに共感しつつ、互いにドン引きする良い内容であり、なかなか楽しかった。

     物語の流れは個人的には好みではないのだが、この巻単体での評価は星五つとしている。ティエルがどう物語に関与してくるのか、近日発売されるだろう8巻で確認していきたい。

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