仕事に効く「断捨離」 角川SSC新書 (角川SSC新書 125)
- 角川マーケティング(角川グループパブリッシング) (2011年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047315488
感想・レビュー・書評
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今流行りの「断捨離」について述べた本である。「自分軸」と「今」という2つの軸をしっかりと持てば、不要・不適・不快と感じるモノやコト、そしてヒトとの関係を取り除けるうようになるという考え方には共感することができた。本書の要点を以下に記載しておく。
・モノから私へと軸足を変える
・「断捨離」は楽観主義 -
読みやすい。
さすが断捨離を訴えている本なので、
こういう時はこうする、こうしよう!と
さっぱりと淡々としています。
心に留まったのは、この3分類。
物が捨てられないのは
輝かしい実績を捨てられない過去執着型
今忙しいから片付けられない現実逃避型
将来ないと困るかもしれない未来不安型
なるほど。
自分はどれか…
軸足を物主体から自分主体へ
何が問題か、何が不安か。
考えも身の回りも
整理することはとても大切。
必要なものが本当にくっきりと見えてくる -
断捨離の応用について知りたくて読書。
「それはなぜなのか?」との自問自答を繰り返しながら俯瞰力を身に付ける。
覚悟(現実的な選択)する。
ただ必要ないものを処分するのではなく、どうありたいのか、着地点を常に考えながらモノと向き合う。
断捨離は今の自分を見つめること。(p44)
「断捨離」は、訪れないかもしれない未来の不安におののかない。今こそ大切で、この瞬間を大切にすれば、未来への不安は消えていくものだと考えています。(p92)
「知識を得たいのなら、毎日増やしていきなさい。知恵を得たいのなら、毎日取り除いていきなさい」(p53)
自己客観感(セルフエスティーム)を高めて、日々自分の内なる欲に従い現実的な選択に選択を兼ね、今を生きることで自己肯定感を高める。それが、さらにいいサイクルを生み続ける。
断捨離の考え方は奥が深い。
読書時間:約45分 -
違和感を持った瞬間こそが「断捨離」のきっかけ/7・5・1の法則でお気に入りのモノをフル活用する/対象物が「ふさわしい」か「ふさわしくない」か/物事の全体を見渡せる力「俯瞰力」/要・適・快で判断
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「見えない収納は7割まで」「見える収納は5割まで」「見せる収納は1割まで」。断捨離力で培う「俯瞰力」に納得。動機は善が前提。
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「仕事とは、、命に仕える行為であり、まさに生き方そのものが問われる世界だと。」と、はじめににあるように、仕事の進めるにあたっての断捨離について記述されている本。
「『断捨離』とは、目の前の事象と向き合い、一つひとつを『断』ち、『捨』て、『離』れる ―― このことを繰り返していくことで、レベルアップを図っていく行政哲学。」ということを意識しながら読んでいくと良いのかなと思う。
「モノを通じて、自分を見つめ直す作業」というのが印象的な言葉。
後半は具体的な事例が記載されているが、私にとっては、基本をおさえ、整理整頓をしながら仕事を進めていければいいのではないかなと思う。