茉莉花官吏伝 二 百年、玉霞を俟つ (ビーズログ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047347052

作品紹介・あらすじ

白楼国の若き有能な皇帝・珀陽に才能を見出され、科挙試験を二番の好成績で合格し新米官吏となった茉莉花。
ところが珀陽は、一番ではなかったことになぜか不満を漏らし「早く手柄を立ててね」と、またも無茶を告げる。
そこへ、赤奏国の皇帝・暁月が目的もわからぬまま突如来訪。
傲岸不遜でわがまま放題の暁月は、己の世話役を女性官吏にしろと言い出して……!?

感想・レビュー・書評

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  • ああああああああああああ玉霞さあああああああん!!!!! もうね、もうね、読んだ後にタイトル見返して「百年、玉霞を俟つ」って見た時にこう…ギュッとね!!心臓がギュッとね!!! 最後に爆弾発言もあったけど、それはもう…あの……ね? 今はスルーしておきますね!←

  • 百年も俟つの?!
    暁月の口調がバカっぽいです。「はあ?」「〇〇なわけ?」「〜なんだけど」と性格の悪い高校生のようでした。皇帝がこんなで国民は良いのか?気になります。
    仁耀は自分が捕まったのは茉莉花の言動が原因だと責任をなすりつけますが、茉莉花に見つかるような隠れ方をしていた本人のせいだと思うし、16歳の娘に罪悪感を与えようという老人が情けない。
    玉霞のことを助けて欲しいなら、茉莉花に頭を下げて頼むべきだし、結果にも頭を下げて礼を言うべき。仁耀という老人に非常にイラつきました。

  • クライマックスかと思ったらまだ半分だった。それほど内容が濃くて面白かった! 茉莉花が女の子らしい女の子のまま、出世街道を歩いていく決意してくれて嬉しい。

  • 茉莉花ちゃんが本気出したときのチートっぷりが好きですね。十分できる子だけど、自覚してる通り先読みと応用がない分普段はぽやんとしてるかんじで、そのギャップもなんか好き。

  • 科挙試験を通りようやく官吏になった茉莉花の新人初日からのあれこれ。

    いやなんか仕事に対する心構えとかとても真っ当でなかなか読み応えがあった。
    最初から隣の国の皇帝の世話役とか難しい仕事だけど、前向きに頑張っているなあ。
    このまま真っ直ぐハッピーな展開なのかなと思っていたら、途中から陰謀話が加わって、前巻でのマツリカの行動の真の意味が突き刺さる展開にちょっと驚いた。
    そうか、こういう物語になっていくんだ。
    真っ直ぐなだけでない清濁合わせ飲む、そういう現場で痛みを知りながらも頑張るお話なんだな。
    うん、そういうの嫌いじゃない。

    珀陽も裏表のある皇帝みたいだけど根本のところは人に優しいな。
    さて、茉莉花の次なる試練はどんなものだろうか?
    楽しみだ。

  • スピンオフ的な「十三歳の誕生日、皇后になりました」からシリーズを読み始めた私には馴染み深い暁月が登場。科挙に2番の成績で合格したものの、珀陽から不満を漏らされ、また無茶を言われる茉莉花。先輩女性文官と一緒に暁月の世話役ポジションになり奮闘する。暁月の珀陽への悪態も感慨深い。意図せず優秀さを発揮する茉莉花の特技は羨ましいばかりだが、自分の行動を後悔したり、世渡りを優先させて力を抜いていたのを本気で取り組む決意をしたり、完璧ではないなりに一生懸命取り組む姿は相変わらず好印象だし何より可愛い。皇帝の想いが届くにはまだまだ時間がかかりそうだけど、そこももどかしくて可愛い。

  • 女性管吏の立場を茉莉花と玉霞の立場からそれぞれ読んで女性という要素が人によって意味が変わっていくということを改めて知ったのと今までの経験は自分を裏切らないということを感じられた回だった。

  • 科挙に合格し、新米官吏となっていきなり大きな事件に巻き込まれ、さあ、どう解決する?という流れです。事件の全容なんかもちょっとずつわかっていく運びとなっていました。
    一巻につき一,二回くらい珀陽が茉莉花にアプローチするところが楽しみです。今回も安定のときめき小説でした。

  • 勉強のやりかたを教われてほんとよかった
    そして頑張りがどんどん認められて嬉しい
    女性らしくする事と仕事をバリバリやることは共存できる社会であってほしい

  • 朱雀の化身登場。ただし、朱雀変化は無し。残念よー。2次元赤毛は好きなので変化も楽しみにしてたのになぁ。暁月は今後も出てきてほしいキャラ。今回珀陽に貸し作ったはず、いや、この貸しは貸しの貸しか!?歳若い奥方を大事にしてるようだし、また出てきてほしいな。久しぶりに二胡が出てきたよ。イラスト、うん、弦の上に指載せようね(笑)弓の位置はもう少し下だとよかったかな。でも配置の関係か胴部?っていうの、そこが描かれてないから仕方ないか。さて、珀陽は優しいなぁと。これが龍輝パパなら一族根絶やしだけどな。青蘭も同じかも(笑

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著者プロフィール

第13回えんため大賞≪二期≫ガールズノベルズ部門にて、「おこぼれ姫と円卓の騎士」が優秀賞を受賞し、作家デビュー。

「2023年 『聖女と皇王の誓約結婚 2 恥ずかしいので聖女の自慢話はしないでくださいね…!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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