地底旅行 4 (ビームコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
3.64
  • (2)
  • (5)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 87
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047348646

作品紹介・あらすじ

数十億年もの時間を封じ込めたタイムカプセルともいえる地下世界を行く大冒険、遂に完結!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 分厚い!!
    そして面白かった。
    こんな話が19世紀に考えられていたとか、ちょっと驚きだ。

    岩が通路を塞いでいたから大量の火薬で爆破したら海と繋がってエライことに!て、まるでコントのような。
    あれだけの爆薬を仕掛けられる穴を穿てるのなら、地道に穴を掘っても良かったのでは。
    っていうか、なんで海に退避したのかもわからない。
    普通に砂浜に退避していれば良かったのでは?

    結局、コンパスが狂っていたってことは海は渡れたってことなのかな?
    (地中海に出たことから考えても海は渡れているハズだけど。)

    スネッフェルス火山側の入り口は生きているのだから、再び探検できてしまうのでは?
    あそこを爆破したことで地底海が枯渇したり地底の生態系が完全消失してしまうなんてことはないだろうし。
    仮にそうだとしても穴が埋まってるワケではないので探索は可能だろう。

    っていうか、本当にサクヌッセンムは地球の中心に辿り着いたのだろうか?
    原作によれば、アクセル達の実際の行程は南東 1400km 地下へ 140km ほどらしい。
    地球の半径は 6400km ほどなので、地球規模で見ればまだまだ表層。
    そこから更に 6000km 以上も潜ったのだろうか?
    アルネ・サクヌッセンムが16世紀の人物らしいことを考えると大航海時代の真っ直中。
    コロンブスはアメリカ大陸をインドだと思っていたし、マゼランがようやく世界一周をした頃なので、たぶん地球の直径とか正確にはわかってない頃なんじゃないかな?
    たぶんサクヌッセンムも地球中心までは潜れていない(勘違いしている)と考える方が妥当だろうね。



    ほとんどの荷物を紛失したのに、ちゃんとハンスに渡す賃金は持ってるとか、教授ちょっと几帳面すぎて面白い。

  • かなり楽観的な。でも娯楽ってのはこういうことだな。
    やはり藤子F先生の偉大さ……マッシュアップと自作への取り込みの……を思い出す。

  • ■書名

    書名:地底旅行 4
    著者:倉薗 紀彦

    ■概要

    SF・冒険小説史に残る金字塔を真っ向からコミカライズ、待望の第4巻!

    数十億年もの時間を封じ込めたタイムカプセルともいえる地下世界を行く大冒険、遂に完結!
    (amazon.co.jpより引用)

    ■気になった点

    古代植物の森、人間の化石、古代生物、謎の巨人、恐竜などなど、謎のオンパレードです。
    ですが、ベルヌさんは、これらの謎を放置します。
    素晴らしい決断力です。
    膨らませようと思えばいくらでも膨らませるものをあえて放置。
    実際、放置があるべき姿でしょう。なぜなら、これらの謎は絶対とけないし
    だらける可能性が高いですしね。

    で、本作はここら辺の謎を出しながら放置、メインは、地上に戻るお話しとなります。
    地上への戻り方は、現実問題出来るのか分からないですが、生きて帰れる戻り方では
    無い気がします。

    ですが、そこらへんが面白い。
    よくもまあ、こういうの思いつくな~と感心します。

    この作者さん、他のベルヌの作品も漫画化しないかな~
    絵柄が作風に合ってますし、構成も面白いので。
    漫画家としては自分の原作でないし、不本意かもしれないけど、可能なら他のベルヌ
    作品も読みたいですね。
    あと、ロストワールド(コナンドイル)とかも、やって欲しいかな。

    次回作にも、期待します。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1978年生まれ、宮崎県出身。2009年に『魔法行商人ロマ』(小学館)で連載デビュー。「コミックビーム」にて『地底旅行』を連載後、『AUTOMATON』では念願のSFアクションに挑戦している。

「2020年 『AUTOMATON(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

倉薗紀彦の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×