茉莉花官吏伝 四 良禽、茘枝を択んで棲む (ビーズログ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 192
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047350885

作品紹介・あらすじ

赤奏国に借り出された白楼国の文官・茉莉花は、赤の皇帝・暁月の無理難題に見事応えたことにより、“宰相候補の海成との結婚”という引き抜き計画に巻き込まれていく。
一方で、赤奏国の内乱を完全に終結させるための最後の戦が迫っていた。
戦を回避したい茉莉花は、暁月に意見書を提出するが「あんたの案で誰が満足する?」と破り捨てられ……!?

感想・レビュー・書評

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  • 茉莉花が禁色の赤色を貰えるぐらいの仕事をできてホッとした。
    この調子でどんどん手柄(伝説)を作って欲しいなと思った。
    ポンポン作るのは難しいと思うけど、茉莉花さん頑張って!!
    あと、白の陛下たちの三角関係はどうなるのでしょうか?
    凄く気になるし、面白そう。続きを早く読みたいな。

    茉莉花さんは、物事を覚えるという作業が他の人より精密にできていて、
    そのせいで一つのことに対するしなければならないことを沢山考えて行動する。
    沢山考えることでも難しいのに、それを考えながら行動するということができていて凄いなと思った。
    もう数年したら、茉莉花さんと同い年になるのにまだ出来ていないから
    頑張りたいなと思います。ひとまず、時間を掛けてもいいから一つのことを達成する
    ために何が必要かを考えてみたいなと思います。

    赤の陛下(暁月)って、仕事が好きなんだ。
    朝から晩まで予定を詰めて、夜遅くまで報告書を読むって疲れたりしないのかな?
    内閣総理大臣もこんな感じで仕事をしているのかな?気になる。
    24時間ずっと仕事のことを考えているって結構難しいと思う。
    私は勉強のことを考えるより趣味である本のことを考える方が好きで、
    よく考えてしまうから。

    それにしても、珀陽さんって本当に何でもできるんだね。
    努力をしたからというのもあるだろうけど、才能もあるんだろうなと思った。

  • 海成…全然ライバルにならなかったですね!それよりも天河の可愛さが際立ってました(笑) 偉業を成し遂げようやく帰国も、次巻ではまた一悶着あるみたいで!茉莉花忙しいなぁ〜 珀陽さまと茉莉花のこれからも気になる!早くくっついてほしい! それにしても、暁月の引き抜きシーンがとても良かった…!!ちょっと必死な感じが出てて、それがとても興奮しました!!黙りますすみません!!

  • 良禽が択んだ木
    朱雀が飛びます。
    火の粉を散らしながら飛び回る姿は想像すると圧巻で、画で見たいと思いました。
    これは小説ですが、戦をしないで内乱を鎮める方法を考えついたことは素晴らしいと思いました。現実でもこのくらい悩んで、戦を避けてほしいです。

  • ドS

  • 今回は茉莉花の非凡さと普通の平民感覚が全面に来ていたので、茉莉花の「女の子」感薄まったようで寂しい。
    そのぶんなのか陛下が女の子扱いしてくれて、思ったより高糖度になってて驚きました。きゅんきゅんできる少女小説読みたい欲が満たされた。

  • 茉莉花ちゃん、がんばるなー。

  • 赤奏国編の後編。

    誰もが合戦しかないと言う内乱をどうにか戦さ無しで終わらせようとする茉利花の戦い。
    いやあ、面白かった。
    赤の皇帝にさんざんダメ出しされて脅されて、それでも諦めきれずなんとかしようと頑張る茉利花。
    ああ、成長したなあ。ほんと頼もしい。
    暁月皇帝も横暴のようでいてその考えはちゃんと芯が通っている実に皇帝らしい皇帝だな。

    そんな本巻の個人的ハイライトは、白楼国に援軍のお礼に訪れた赤の皇后莉杏が珀陽に茉利花を赤奏国にくださいとお願いする場面。
    茉利花が赤奏国でやってきたことが正当に評価され、それを明らかにするために彼女を認めた人々が手を貸してくれたという事実に胸が熱くなった。
    それにしても莉杏はマジ優秀。赤奏国は将来的に皇帝よりも皇后で保つ国になりそうだ^^

    ようやく帰ってきた茉利花と珀陽の甘い場面にニヤニヤしたけれど、またすぐ茉利花は地方へ行くのね。
    なかなか進展しないなあ^^ 
    でもまあ、次の活躍が楽しみだ。

  • 珀陽の「恥ずかしい手紙」を読んだ後の、茉莉花の暁月に対する「飛べないくせに」発言には笑った。あんなに目立たないようにほどほどに力を抜いていた茉莉花が、出向先の国の皇帝と、ここまで必死にやりあうようになるなんて。仕事を一緒に取り組んでいる海成が茉莉花引き留め作戦に使えないと分かって、暁月自らが真剣に茉莉花を引き留めるものの、それが全然響かない茉莉花もすごい。でも、茉莉花が国に戻る中、お礼を伝えるために同行した暁月の幼妻の莉杏が、珀陽に放つ発言もすごい。暁月と茉莉花のやりとりも結構好きだったなーと、白楼国に戻ってきたのを寂しく思いつつも、珀陽と茉莉花のやりとりもやっぱり好きだなーと嬉しくも思う。なんかまた大変なことになりそうな終わり方をしてたので、次もまた楽しめそう。

  • 茉莉花がどんどんすごくなっている気がする。優秀なのは知っていたけど...。まだ、のほほんとした雰囲気をかなり持っているけど、仕事に生き甲斐を本気で抱き始めたら、どうなるのだろう。「守りたいもの」を自覚したとき、「自分がしなきゃいけないこと」を覚悟したとき、どのように成長するのかが楽しみ。

  • 記憶力と要領のよいことが取り柄の茉莉花は、官吏として成長できるのか?
    自分も要領がいいだけで、新しいものを生み出すことはほとんどできないので、茉莉花がどうしていくのかはらはらしてしまった。

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著者プロフィール

第13回えんため大賞≪二期≫ガールズノベルズ部門にて、「おこぼれ姫と円卓の騎士」が優秀賞を受賞し、作家デビュー。

「2023年 『聖女と皇王の誓約結婚 2 恥ずかしいので聖女の自慢話はしないでくださいね…!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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