茉莉花官吏伝 五 天花恢恢疎にして漏らさず (ビーズログ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 176
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047354906

作品紹介・あらすじ

“御史台”から手柄を奪ってこい――
またも皇帝・珀陽に無理難題を出された茉莉花は、州牧の不正疑惑と、亡くなった州牧補佐の死の真相を探るため、湖州へと赴任することに。
到着早々、御史台の有能で堅物な翔景(しょうけい)と、軽いノリで人の心をつかむのが上手い大虎(たいこ)との【偶然の出会い】を果たすが、それ以来、茉莉花の周囲で奇妙な出来事が起き始め……!?

感想・レビュー・書評

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  • 藷州から湖州の州牧補佐になった茉莉花が翔景から手柄を奪って禁色を目指す(!?)話。表向きはね!いや…うん、間違ってはないんだけど(笑) 大虎もいいキャラだけど私は翔景が好きだよ〜〜〜!堅物(変態)なキャラはとても好みです!続き読も!

  • あらあら

  • 続きます。
    出向先で仲間が出来ました。
    ハラハラするシーンもありながら楽しそうです。
    4巻までに較べるとちょっとコメディ色を強く感じました。
    大虎の友達や親友の垣根が低いところや、変態呼ばわりされる翔景や、幽霊騒動で悲鳴を上げる万源など、笑えました。

  • 茉莉花ちゃんが、だんだん出し惜しみしなくなってる。新キャラたちもなかなかおもしろくていい。

  • 湖州編スタート。

    死亡事件の解明という新たな任務を与えられて湖州に赴任した茉莉花、ライバルとなる青年官吏や謎の若者と出会って…と言う話。
    役所の資料や人を全部覚えてしまうところはいかにも彼女らしくてとんでもないけれど、前の赤奏国編に比べるとさすがに地味に感じてしまう。
    いやまあやっと地に足が付いてきたともいえるのだけど。
    そしてライバルを出し抜くという展開にならず協力していく所も彼女らしいね。
    官吏の不正的な真相になるのかと思っていたらラストでまた大きな問題に発展しそうで、この小さく収まらない感じはこのシリーズの魅力だな。

    それにしても茉莉花がこうも都にいないと珀陽の出番がなくてもうロマンスの開いては彼でなくてもいいのでは?笑 

  • 何度めか分からない皇帝からの無茶振りに、今度は湖州というところへ州牧補佐として赴任する茉莉花。そこで有能堅物な翔景と、軽いノリで人懐こい大虎に出会う。事件の捜査をする中で、奇妙な出来事も立て続き、お互いがそれぞれに疑いを持ってるので、これから起きる事件にそれぞれが絡むのかとも思ったが、お互いの正体を暴露し協力するところまでで今回は終わり。これまでは毎巻解決して、次への布石が最後にちらっと書いてあったくらいだったが、今回は解決しないまま次へ持ち越し。茉莉花の着眼点がなかなか面白いからどんな風に解決に持ってくのか次が楽しみ。
    個人的には、これまで2, 3, 4巻で出てきてた暁月が当然ながら出てこなくて、ちょっと寂しい(笑)

  • 今度は湖州に行くことになった茉莉花。そこで、会ったばかりなのに親友と言ってくる大虎と堅物の翔景と出会う。そんな全く違うタイプの2人とのやり取りが楽しい。何か裏がありそうなのに、それを忘れそうなほどに。
    先に進むのが少し怖くなってきたように見える茉莉花だけど、自分のできることはしっかりやりたい。と思っているところが好き。「後戻りできない」状況になるのもすぐかも。と思った。そうなったらなったで、責任を果たそうと頑張るだろうから、心配はいらなそう。

  • 記憶能力が高いことと、応用がきくことが特技の女性官吏の栄達。今回は地方に行かされて……有能な人材と出会います。

  • 天網恢恢疎にして漏らさず。サブタイトルはこれだと思ってたら花だった(笑)茉莉花に変わってたよ!茉莉花はまだ確信はもててない状況。翔景や大虎のトリオで悪事を一網打尽してほしいわ。そんなわけで次に続くー!って続くんかーい。

  • 頭いいなあ~
    たのしい
    思考法は人によって違うけど、それを学ぶこと自体が勉強になるね
    思考をコントロールしてるのが面白い
    二人ともかなり力業だけど!
    面白い結論に至っている
    次巻が楽しみ
    帰納演繹場合分けがしっかりできるだけでちがうんだろーな

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著者プロフィール

第13回えんため大賞≪二期≫ガールズノベルズ部門にて、「おこぼれ姫と円卓の騎士」が優秀賞を受賞し、作家デビュー。

「2023年 『聖女と皇王の誓約結婚 2 恥ずかしいので聖女の自慢話はしないでくださいね…!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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