麗子の風儀 1 悪役令嬢と呼ばれていますが、ただの貧乏娘です

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047358393

作品紹介・あらすじ

没落名家に生まれ育ち月5万の極貧生活をする麗子。
ブルジョワ名門校<明聖学園>へタダ入学に成功して慎ましく学園生活を送るはずだった。
しかし、乙女ゲーム世界の転生者と思いこんだ同級生から登校初日に麗子は「悪役令嬢」に仕立て上げられ!?

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の麗子は悪役令嬢と妄想女に決めつけられるが、別に異世界ものでも悪役令嬢ものでもない。天涯孤独になった麗子が、特待生として入った私立名門校で、敵対してくる者たちがいながらも友を得、自分の庶民的なスキルとピアノの才と素直な性格で、学園生活を乗り切っていく話だ。若い若い。

  • 祖母が亡くなり、ひとり田舎のボロ小屋で暮らす麗子に、奨学金で名門の私立学園への入学の話が。
    没落した名門の血筋、エベレスト級のプライドをもつ、ピアニストの祖母の教育のおかげで、マナー、ピアノ演奏のレベルは高い麗子。
    2時間かけて到着した学園で、麗子はいきなり「悪役令嬢!」と罵られ、突き飛ばされる。

    麗子のマイペースぶりがとにかく楽しい。
    ラジオと花丘町立図書館からの情報で成り立つ彼女の世界にニヤリとする。
    優里亜からの罵りも、祖母マリの認知症の介護と比べて同情し、はだしのゲンの強さに負けまいと上を向く。
    自己評価は低いけれど、真摯で誠実な人柄に、周囲の子息令嬢は魅せられていく。

  • 不思議な設定の話だった記憶が。でも面白かったと思う。

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