異世界のんびり農家 07

著者 :
  • KADOKAWA
4.47
  • (8)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 80
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047360181

作品紹介・あらすじ

「安心して我に任せよ」
新しく作られた“五ノ村”では、責任者に任命された母狐・ヨウコが獅子奮迅の大活躍。
“五ノ村”の環境を迅速に整えつつ、
予想外に大勢集まった移住希望者をなんとか捌いていく。
そんな中、やってきたのは無礼なエルフの一団。
彼らの要望が“五ノ村”を事件に巻き込むことに……!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 相変わらず癒されます。

  • シャシャートの街近くに「転移門」を設置するカモフラージュだったはずの"五ノ村"。しかも「村」のはずだった…のに移民希望者が勝手に"五ノ村"周辺の斜面に住み始め、開村する前に数万人規模にまで。この大きな「村」を九尾狐のヨウコが完全に仕切ってくれるのが格好いい。村長も任せられる人材が集まってきてくれてありがたいよね。
    魔王国じゃない隣国フルハルト王国出身者の「剣聖(人類最強の剣士の称号)」のピリカがシャシャートまでやってきて、ガルフと知り合って村長と繋がり、結果として剣聖の故郷の道場に居る弟子達を回収することになったり。人の王国って異世界も現実も碌でもないよな。しかし弟子達の回収に転移門を使い捨てにするって判断が村長らしくってスゴイね。
    大樹の村の内でも通勤馬車が出来たのはやはり便利になるよね。だって転移門はダンジョンのでも奥の方だし、ダンジョンは村の端っこだから屋敷から割合あるし。セキュリティと利便性とを両立させたいのはどこでも同じ。
    あと。"五ノ村"での産業振興に酒が出てくるのが面白い。"五ノ村"でのお祭りに、大樹の村のワインのうち生産性も味も普通(とはいえ一般の酒より圧倒的に旨い)の《五ノ村酒改》を安く出しておいて味を知らしめておき、その後の一般的な販売には生産性高いけど味がイマイチ(でも一般の酒より旨い)な《五ノ村酒》を広めることで、粗悪酒の製造(良い酒を薄める)をさせないという作戦。多くの人が良いものを知っておけば、ブランド低下はしないよね。んで最終的には"五ノ村"で作ったお酒と大樹の村のお酒を混ぜて販売していきたいと。
    "五ノ村"のマスコット「ファイブ君」いいなあw 「中の人などいない!」
    ところで。エビの「ここ(大樹の村)以外では養殖が難しい」理由が明かされなかったんだけど…。何があるんだろう。

    原作連載 https://ncode.syosetu.com/n3289ds/
    出版社公式サイト https://www.kadokawa.co.jp/product/321910001163/
    序章 希望
    一章 "五ノ村"と剣聖
    二章 秋冬の様子
    三章 春とエビと勝負
    終章 "五ノ村"の産業発展計画

全2件中 1 - 2件を表示

内藤騎之介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×