家つくりスキルで異世界を生き延びろ

著者 : 小鳥屋エム

• KADOKAWA (2020年5月29日発売)

作品紹介・あらすじ

辺境の地で生まれ育った少女クリスはある時、自身が【家つくりスキル】を宿していることを知る。さらに日本人・栗栖仁依菜としての記憶が蘇った彼女は一念発起して辺境の地を抜け出し、冒険者となることに。過酷な旅を経て迷宮都市ガレルにやって来たクリスは自分だけの家を作って一人暮らしを満喫しようとするも、他国の人間は永住することすらできないと役人にあしらわれてしまう。「だったら旅のできる家を作ろう！」と思い立った彼女は中古の馬車を改造して理想の家馬車を作り始めるのだが――。スキルに人生が左右される異世界で、ひたむきに生きる少女の物語が今始まる！

感想・レビュー・書評

[亜夜さんの感想 · 2021年1月15日]

序章、始まりの物語、といった感じ。

全力で頑張った努力の結晶を他人に無にされる悲しみに共感してホロリとしてしまった……。ツライ……。
と同時に、努力していたからこそ与えられた他人の優しさや温かみにほっこりとした……。

物語自体は好きだと思ったけれど、終わりの見えない長編になりそうな感じがするのが不安……。
途中から壮大系になってずるずると引っ張り続けるようなことにならなければいいなと思う。

[komei666さんの感想 · 2020年9月5日]

辺境から迷宮都市ガレルへ。冒険者として薬草採取や紋様紙づくり、木工所の手伝いなど。精霊や妖精と仲良し。
馬車に家をつくり鬼人と再び旅へ。