お飾り王妃になったので、こっそり働きに出ることにしました ~うさぎがいるので独り寝も寂しくありません!~ (ビーズログ文庫)
- KADOKAWA (2020年4月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047360938
作品紹介・あらすじ
ルベイラ国王ジークハルトの元に嫁いで半年、その間手を出されず事実上“お飾り王妃”となってしまったロイスリーネ。
それもそのはず、ジークにはとある呪いがかけられ、夜を共に過ごすことができないのだ!
そうとは知らず、毎晩寝床に遊びに来るうさぎを溺愛することで開き直ったリーネは、ひょんな偶然から下町の食堂で給仕係(ウェイトレス)をやることになり!?
感想・レビュー・書評
-
弱小国ながら魔力のある血統を排出するロウワン国。その国の第二王女ながら魔力も祝福もないロイスリーネはなぜか望まれて強国ルベイラ国王に嫁ぐことになった。しかし、嫁いだ先から国王には平民の愛人がいるし、離塔に幽閉状態で放置される。救いは隠し通路通って平民の仕事を楽しむことと、夜に可愛いウサギが来ること。
シュガーアップルフェアリーテイルのアニメCMに角川ビーンズ文庫あって、それで気になった本はネットで読んでしまったので、雰囲気似ているこちらを購入して読んだ。挿絵はかなり可愛らしく楽しめる(最近のビーズログ文庫は全般可愛いけどね)。お話は、ご都合展開なのはこういう本では構わないのだけど、設定の都合で甘々してる場面が少なくてガッカリ…。イチャイチャキュンキュンが読みたかったのにな。続編以降は楽しめるかもです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小国の第二王女ロイスリーネが、大国の国王ジークハルトに嫁ぐものの、お飾り王妃として半年が経過。大人しそうに見えて行動派のロイスリーネは、お飾りを開き直り、下町の食堂でいきいきとウェイトレスとして働く。ジークハルトがヘタレなこともあり、ロイスリーネをすごく大切に想っているのに、本人に伝わらないすれ違いな感じと、登場人物たちの多面性というかそういう絡みは楽しかった。それにしてももふもふのうさぎ....ロイスリーネにバレたらどうなるのかもちょっと楽しみ。
-
登場人物のほとんどに、仕事の顔とプライベートの顔の二面性があり、イキイキとしている様子と真面目な空間、そのギャップが良かったです。
-
種明かしは予測可能で、恐らくそこに向かうに違いない、という方向に向かうストーリー。謎を解くには物足りないけど、その分安心感があり、疲れた頭にちょうど良かった。うさぎの可愛さとそれぞれのキャラクターの愛すべき残念ポイント(褒め言葉)が個人的にはツボなので、続きがあれば読みたいと思う。ジークのヘタレ具合といい、側近達の癖の強さといい、テンプレといえばテンプレだけど、これだけテンプレになるということはそれだけこの手のテンプレが好きな人が多いということか。
-
好きな作家な分期待が大きすぎ、前半のモタモタ感でちょっと物足りない出来でした。
好評だったら続巻有りそうな、未完な終わり方です。 -
もふがもっと出てきてもいいのよ!?(笑)もふメインでもいいの←となると寝所メインになっちゃうけど。とはいえ見た目は非常に健全。ただ、一匹だけは煩悩の塊だけれども(笑)さて、もふうさぎの正体は容易に想像ついたけど、ここにプラスアルファがありました。彼もなのか!!ま、お互いが素性を隠してるのだからどっちもどっちだけどね。食事処の女将はドーラじゃないの?ドーライメージでしたわー(笑)しかし、ヒロイン王妃は嫁いできた時点でもう周りからギフトもらいまくりだわ~ 続きでるよね?
-
「お飾り」の王妃として扱われても、ギフトを持ってなくて失望されてもへこたれずに頑張るロイスリーネ。身分を隠して働き始めるのはかなり予想を超える行動だけど、働いているときやリーネとして周りの人と関わっているときはとにかく楽しそうで、ずっと見ていたくなる。ジークハルトの不器用さはもどかしいけれど、ロイスリーネのことを心から大切にしたいと思っていることがちゃんと伝わるといいな。と思った。ジークハルトの「秘密」が今後どうなっていくのか気になる。