- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047364097
作品紹介・あらすじ
“氷の王子”のはずが甘々になったウィリアム殿下に戸惑い中の私、伯爵令嬢リリアーナ。
この度隣国からマリアンヌ王女が来訪し、殿下はその対応で多忙。
……これは、こっそりお出かけするチャンスなのでは!?
殿下の過保護から逃れ、ウキウキで王都に出かけた私だけど、そこで王女とウィリアムが腕を組んで歩いているところを見つけてしまい……!?
感想・レビュー・書評
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"氷の王子"が見るかげもないほどのウィリアム殿下と婚約中の伯爵令嬢リリアーナ。隣国から王女が来訪し、ウィリアムが(不本意ながら)王女の対応で多忙になると、リリアーナは王城を抜け出してお出かけ。それを楽しむなどしていたものの、周囲の話や王女の様子になんだかもやもや。ウィリアムとリリアーナのすれ違い方というか、解釈の斜め上具合が傍観者としてはなかなか楽しめる。また、今回も「地味に嫌なお祈りシリーズ」がバリエーション豊かで楽しい。
個人的には、本編に関係ないけれど、幕間でウィリアムの弟の話が描かれたのが読めて満足。メイン2人の周りのキャラクターたちも色々と動き始めて、その辺りも微笑ましい感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相変わらず甘々なリリアーナとウィリアム。隣国の王女の登場で、初めてヤキモチを焼いてしまったリリアーナが可愛い。それを「大人の階段!」と喜んでいるのも。
傍から見れば離れる訳がないのに、恋愛経験が少なすぎるからか、2人が不安ばかり感じているのがもどかしい。それでも、不安も自分の気持ちもお互いに伝えられるようになってるから、やっぱり甘々なカップルのままでいられそう。