リアデイルの大地にて8

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047369290

作品紹介・あらすじ

秘密裏に動くオプスをついに問い詰めることにしたケーナ。オプスによるとゲーム時代に茶国と呼ばれていた廃都の中でイベントモンスターがシステムの枷を外れて受肉し、大量繁殖しているのだという。
現在は強力な遮断結界で封じ込められてはいるものの、その結界に綻びの兆しが見えたためオプスはこの異世界に転生してきたかつてのプレイヤー達を探すために奔走していたのだ。
そしてこの世界を守るため、危機を知った元プレイヤー達が廃都に集結するのだが……。

200年後から始まるエルフの伝説、第8弾!!

感想・レビュー・書評

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  • 少しずつ破綻が迫りながらも中がどうなっているか全く判らない廃都の存在。ああしてスキルマスターのケーナとオプスが何度も顔を突き合わせて会議しているという事実が何よりも事態の深刻さが増しているのだと感じられるね
    それだけに廃都攻略をイベント扱いにしてしまうオプスの発想には仰天させられたけど。一応これ、対応を間違えれば国が滅びかねない案件なんだよね……?
    まあ、それだけプレイヤーの認識は現地住民や現地の常識に染まった者と隔絶しているということなのだろうけども(笑)

    それを表すイベントとなったのがサバイバル実習のシーンか
    護衛が必要なサバイバル、これをケーナは実戦訓練と受け取っていたけど、実際はただの野外学習。そういう風に現地住民と認識が違うから野営する際にもケーナだけ大それた行動になってしまう
    ……元々ケーナの常識って他のプレイヤーとも隔絶していた気がしてしまうけども


    ケーナは遂に茶国の結界を確認したわけだけど、想像以上にボロボロだったというか、ケーナの確認を待ってオプスが行動開始するレベルの状況とは思わなかった。本当に結界は限界だったんだなぁ

    そして始まるのは最初で最後のイベントですか。始まりを告げる天使の台詞がちょっとずっこけたくなるようなものだった点は置いといて、そこから各地に散っていたプレイヤー達が思い思いの覚悟を心に定め集まってくる描写は熱いね

    ここから始まるのはプレイヤー達による凶暴なモンスターの掃討戦
    早速ゲームには居なかったモンスターが大暴れしていたようにこの茶国攻略イベントはこれまでにない展開となりそうだ

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