- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047371750
作品紹介・あらすじ
古代、とある王国。次期国王と目されていた青年が突如、謎の死を遂げた。
時を同じくして国の全ての書物を収めた「蔵書樓」が封鎖される。
だが誰も立ち入れないはずの蔵書樓の奥には、ひとり座する者――「司書正」がいた。
宮廷では噂が飛び交い、陰謀が渦巻き始める。青年の死と蔵書樓の関係、そして国家機密「司書正」なるものの驚くべき実態とは?
壮大且つ緻密に練り上げられた世界観。時代と権力に翻弄される人間たち。丸山薫が描き出す書物を巡るSF宮廷劇、ここに開幕!
感想・レビュー・書評
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偶然本屋で見つけて購入。
なぜどうやって司書正は決まるのか?
謎が多過ぎて、今後が気になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古代中国を模した架空の世界に司書正(と太卜令)という人外の超常能力をスパイスに加えて描かれる重厚な宮廷劇。この巻では登場人物や世界観、現在までの状況説明が主で物語の動きは静かながら、その描写が巧みで惹きこまれるものがある。
ただの冷徹な無能と思われた顓王のキャラクター性と彼の出した禁令の持つ意味が読み進めるうちに途中でガラッと変わってしまう驚きの展開。
一筋縄ではないどろどろの、そして現時点では誰も悪くない(と思う)宮廷陰謀劇が作中随一のクセモノである鄂韡公子の手によってこれからどのように転がっていくのか楽しみ。 -
広告で目にして、気になったので購入。シンプルに面白い。主人公のキビが可愛いなあ。
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中華ファンタジー。司書正がこれからどのように利用されていってしまうのか、今後の展開に期待。キビが司書正と会話を試みようとしているが、側女だからなにをしても大丈夫ってわけでもないだろうし、行動には気をつけてほしい!
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ストレニュアスライフでも、巨大な図書館や中華風の王族が出てくるものがあったが、それを別の設定で長編に仕立てるのかな。ストレニュアスライフは重く書けそうなテーマを軽く流す感じが心地よい短編集だったのだが、これはどうなるか不明。