近畿地方のある場所について

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 468
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047375840

感想・レビュー・書評

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  • 怖すぎる・・・。レビューを書くのをためらう恐ろしさ!フェイク・ドキュメンタリーホラー!

    レビューを書くのをためらった理由とは何か?読めばあなたにも分かるはず・・・(ありがとうございます)。

    ライターと編集者がまとめた、近畿地方のある場所●●●●●で起こった怪談や事件の資料。

    オカルト雑誌やムックの記事、ネットの怪談まとめ、掲示板のオカルトスレ、関係者へのインタビューなど、どれも実際に「これホントにありそう・・・」と思わせる身近なコワさがある。

    時代や出展などバラバラで、つながりも不明なのだが、読み進めるうちに何やら共通点めいたものが浮かび上がってくる。

    そして、なぜ「これ」が本になっているのか?それを知ったときあなたはビビり倒すでしょう(ありがとうございます)。



    ※巻末の袋とじは反則だと思う。完全に油断してたから本気で驚いた。。

    • おみさん
      ブクログ登録前なので本棚にはあげてませんが、私もこちら読みました。
      合間合間にネット画面っぽいのも出てくるから、なんだか引き込まれてしまって...
      ブクログ登録前なので本棚にはあげてませんが、私もこちら読みました。
      合間合間にネット画面っぽいのも出てくるから、なんだか引き込まれてしまって…楽しめました。
      袋とじ、どのタイミングで開けようか、結構悩みました。。Tomoyukiさん、中、ご覧になりました?
      2024/03/16
    • Tomoyukiさん
      おみさん、こんにちは(^^)
      袋とじ開けましたよ。まったく気にせずにパラパラめくっていったら….ちょっと驚きました(・・;)
      おみさん、こんにちは(^^)
      袋とじ開けましたよ。まったく気にせずにパラパラめくっていったら….ちょっと驚きました(・・;)
      2024/03/17
    • ゆーき本さん
      やはり……
      カクヨムでは袋とじページありませんでした( ߹ㅁ߹)

      図書館予約しました。

      山へ行こうよ、楽しいから
      やはり……
      カクヨムでは袋とじページありませんでした( ߹ㅁ߹)

      図書館予約しました。

      山へ行こうよ、楽しいから
      2024/03/18
  • 失踪した友人の行方… 気味悪さと不穏感満載のドキュメンタリー風ホラー #近畿地方のある場所について

    ■あらすじ
    主人公である雑誌記者の手記から始まる。友人が失踪してしまったため、情報提供を募っていた。失踪してしまった友人は「近畿地方のある場所について」といタイトルで作品をまとめている最中であった。彼は熱心に情報を集めていたようなのだが… フェイクドキュメンタリー風のホラーミステリー。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    いわゆるコワイ話の雑誌記事、インタビュー、掌編物語、ネット掲示板など、いろんな切り口で綴られていく。見せ方というより、ひとつひとつの中身がしっかりしてるんですよね。読み応えのある怖さ。

    書きっぷりが上手で、読み手を不安にさせるポイントどころを押さえてる。何度もぞくぞくとさせられたことか! ストーリーはノンフィクションタッチで話が進行するのですが、特に雑誌記者のやり取りがやたらリアルでしたね~

    もちろん昔ながらの廃墟やダムなどといった不穏な場所が登場したり、イカレタ登場人物たちも不気味で嫌な感じも満載。出てくるセリフも薄気味悪いんすよ。しかもネットやメールなど、怖い話を語るにも現代風にアップデートされてて上手い。身近だからやめてよ。

    結局どういう事件なの?という謎解きのアプローチもしっかりある。事前にたくさん読まされているコワイ話にしっかり伏線や情報があって、なかなかどうしてなるほど感がありました。そしてラストの気味悪さは秀逸です、そして袋とじも最後まで読んだら必見ですよ。

    ■ぜっさん推しポイント
    本書はいろんな視点でコワイ話が語られていきますすが、時代に合わせて変化していくもの。たくさんの人間がそれぞれの形や手法で述べられていくのですが、核の部分は隠され、そのうち怖がらせることを中心に伝聞されてしまう。本当のことを知っている人間が減っていくというのは、なんと恐ろしいことなんでしょうか。

    我々も社会で生きていくには同じことで、見せたくない、言いたくないことを隠蔽していると、結局誰も幸せにならないんでしょうね。

  • 「見つけてくださってありがとうございます」

    はい、やばいやつです。
    心臓が弱い人にはおすすめしません。

    近畿地方のある場所での怪事件・怪現象に関する記事や書き込み、インタビューなどを集めたモキュメンタリー。
    怖くて怖くて…読み進めることがやめられなくなる。
    やつの思う壺なのです。
    我々には、賢く、途中で立ち止まる勇気が必要なのかもしれません。

    読み終えて…
    くれぐれも山には行こうとしないでください。



    …あくまでも、フィクション!

    ですよ


    ね?

    ♫Haunted Dancehall/The Sabres of Paradise(1994)

  • いろんか怪奇現象がある男の祟りに繋がっておりその怨念がこんな恐怖を呼ぶのかと思いました。久しぶりのホラーでしたがかなりゾクゾクして面白かった

  • 実録風に作られたモキュメンタリー・ホラー。

    消息を絶った彼。
    情報をお持ちのかたはご連絡ください。
    などの記載があると、すでにゾワゾワとしてくる。

    近畿地方のとあるエリアに心霊スポットが集中していることを発見した内容。
    それは、怪談話であったり、マンションでの悲惨な事件だったり、ダム近辺、山の中で…。
    過去の雑誌の特集や読者からの手紙、投稿、ネット情報などさまざまなかたちでいかにも実録であるかのよう…。
    作中の「●●●●●」伏せ字や「見つけてくださってありがとうございます」が、何度も何度も出てくると気になり恐怖心を煽る。
    巻末の袋綴じの取材資料は、怖い。
    気になって仕方ない、ある場所ってどこ⁇ 信じる⁇





  • ホラー小説はあまり読んでいないのですが、兎に角、怖かったです。夜読んでいたのですが、夢に出てきそうでした。

    本当にあった話なのか、ドキュメンタリーなのか、フィクションなのか、読んでいて分からなくなってきました。リアリティがあって、近畿地方のどこなのか思わず探したくなります。

    本の作り(構成)も、一般的な小説とは異なっていたり、巻末に袋とじが付いている等、本自体の工夫も見どころだと思いました。
    私は紙の本で読んだのですが、電子書籍やカクヨムのWebサイトだと、袋とじの部分は、どうなっているのでしょう。分かる方いたら教えて下さい。。
    (袋とじも、夜中に開封したのですが、言わずもがなの衝撃を受けました。二回目は見れませんでした。)

    あれ?この本の紹介を、こんなにしている時点で、私も、もしかして、、、

    おやまにきませんか。かきもあります。

  • このレビューを見つけてくださってありがとうございますーーーーーー!!
    文章が自分に合っていて、読みやすかった。読みすすめていくたびに、追加される情報。情報が追加されるたびに、見えてくる「ある場所」との繋がり。これは最後まで一気に読まなきゃ‥!!
    エピソードの気持ち悪さといい、最後の感じといい、読んで損はない。最後まで読んでしまうと怖すぎて、後悔はする。ですよね、もう読んだみなさん。。まだ読んでない方、協力していただきたい。一緒に小沢くんを見つけましょうよ。
    最後に、読んでくださってありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。

    • しおぱんさん
      正直に言います。カクヨムで見つけたんで買ってないですまじでごめんなさい。サイトと小説じゃちょっと内容違うかもなんで(そうじゃなくても)、購入...
      正直に言います。カクヨムで見つけたんで買ってないですまじでごめんなさい。サイトと小説じゃちょっと内容違うかもなんで(そうじゃなくても)、購入検討中。怖すぎて、家に置きたくなくて迷ってる。
      2024/01/30
  • 私の周りにはキャラの濃い友人が多いのですが、この作品はそんな中の1人から「近畿地方に住む我々が、読まないと言う選択肢は無いやろ!」と発売前からゴリ押しされておりました。(ちなみに彼は普段読書を全くしません)

    これは読まねば呪いをかけられると判断し、拝読。
    かなり怖いとの噂でしたので覚悟を持って挑みましたが、私にはそこまで怖くはなく、どちらかと言えば良くできたモキュメンタリーとして楽しんでしまいました。

    ライターの独白、雑誌の記事、インタビュー音声の書き起こしやネット医療相談の書き込みまで、様々な形でとある地方で起こる怪異にジワジワと迫って行くスタイルが良く出来ていて、飽きずに一気に読む事が出来ました。
    なんとなく奈良や滋賀の山手を想像しながら読み進めると、後半で何度も繰り返される同じ文章。何か意図が?と不思議には思っていましたが、最後に理由が分かった時はまるでトリックのネタが分かったように、なるほど!と声を出してしまいました。
    良く考えられてるなあ。

    そこまで怖くはない、と申しましたが1つだけかなりゾッとする回がありました。読む方に寄ってこのゾクリポイントも変わると思うのですが、私は「待っている」という記事に体感温度が2度下がりました。
    ネタバレにならないか心配ですが、どうも私は心霊現象そのものよりも、それにより人が壊れていく姿に恐怖を覚えるようです。

    ですが、憑かれて壊れた人がとある場所へ女性を執拗なナンパの如く誘う回は笑ってしまいました。
    「〇〇行こうよ」「〇〇へ行きませんか」
    どこの世界にこんなナンパに着いて行く女の子がいるんだよ?!
    ホラーに笑いも求めてしまう悪い癖です。

    実際に作中でも掲示板が出て来ますが、2チャンネルの怖いスレを読んでいた時のように、ワクワクしながら一気読みでした。

    とはいえ、私はホラー耐性もかなり強いので、あまり得意では無い方には怖すぎるかも知れません。
    モキュメンタリーとしても良く出来ているので気になる方には是非とも読んで頂きたいのですが『カクヨム』でも読めますので、そこでお試し読みをされてみて、大丈夫そうであれば追記が加筆された本書に挑戦して頂くのが良いかと。

    最後に、私の拙い感想を見て下さった皆様。「見つけてくださってありがとうございます。」

    • yukimisakeさん
      僕と山行きますか?撫でるから(*-ω-)ヾ(・ω・*)ナデナデ
      僕と山行きますか?撫でるから(*-ω-)ヾ(・ω・*)ナデナデ
      2024/03/18
    • ゆーき本さん
      撫でてもらえるなら行こうかな( ᵒ̴̶̷̤ ᵒ̴̶̷̤ )
      柿もある?

      カクヨムで読んだから袋とじが分からないの。で、図書館予約した〜ᐠ(...
      撫でてもらえるなら行こうかな( ᵒ̴̶̷̤ ᵒ̴̶̷̤ )
      柿もある?

      カクヨムで読んだから袋とじが分からないの。で、図書館予約した〜ᐠ( ´ᐞ` )
      2024/03/18
    • yukimisakeさん
      柿も食べ放題、栗も拾い放題です(о´∀`о)モグモグ( "´༥`" )(´,,•ω•,,)ノ(*´ω`*) ナデナデナデナデ
      忙し...
      柿も食べ放題、栗も拾い放題です(о´∀`о)モグモグ( "´༥`" )(´,,•ω•,,)ノ(*´ω`*) ナデナデナデナデ
      忙しい!笑

      あー!そうか付いてないのか!袋とじ怖いですよ:(´◦ω◦`):
      2024/03/18
  • 私より歯並びええやん…。と落ち込んだのはナイショ。

  • 実話怪談のボリューミーなやつ。
    いやー、怖い怖い。
    ネットで怖い話や怖い動画を見るのも好きなので、そういう描写にとてもリアリティを感じた。あるある。こういう話あったなぁ。
    実録の取材レポートのような形式で、聞き書き風に文章がどんどん綴られていく。
    これは事実?創作?いや本当に実録なのでは……。
    だとしたら今の物音はもしかしたら本当に?いや、まさか。などと。

    引き込まれて一気に読んでしまった。
    面白かった。

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