九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー (ハルタコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047376465

作品紹介・あらすじ

漫画家・九井諒子が『ダンジョン飯』執筆中に描き溜めた漫画、イラスト、スケッチの数々を収録!漫画誌ハルタのおまけ小冊子に収録した作品はもちろん、ここでしか見ることのできない初出しのイラストも多数掲載。個人サイト「西には竜がいた」時代から、現在に至るまでの"九井諒子"を、著者コメントと共に楽しめるフルカラー・全224ページ!

感想・レビュー・書評

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  • 「ダンジョン飯」のオフショットなど、九井諒子が描いた“ラクガキ”の数々が1冊に - コミックナタリー
    https://natalie.mu/comic/news/557075

    『竜の学校は山の上』特設ページ - マトグロッソ|イースト・プレス
    https://matogrosso.jp/serial/ryugaku_ryugaku_01/

    「九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー」九井諒子 [ハルタコミックス] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322305000999/
    -----------------
    実は「ダンジョン飯」未読

  • 最高か。
    タイトル通り久井先生によるラクガキ本であり、自分自身のために描いたとのことですが、こんなんなんぼあってもいいですよ!ありがたいありがたい……。基本は『ダンジョン飯』が中心となり、リーダーキャラそれぞれに点数を付けていたり(それぞれのパーティメンバーとの関わり方もちゃんと描いてる)、キャラクターの服装を取り替えて見たり、本編には登場しなかった各種族の絵が大量に描き分けられていたり、いやまじで最高。(特にオーガの種族絵はもっと見たかったので……)
    普段絡みのないキャラ同士の絵もあり、おめかしシーンや着せ替えなど、すべてが良すぎます。
    人型の種族だけでなく、わんこやイヅツミ(イヅツミは半分猫なので)の絵も多数。モンスターとか甲冑とかほんとなんでも描けちゃうんですね久井先生は。親しみやすい絵柄といい鳥山明ばりの器用さだ。『ダンジョン飯』の読者なら裏設定がたくさん読めますし、そうでない人でも絵を眺めてるだけでしあわせになれるくらい魅力的。あとパーティメンバーをみんなハーフフットにする絵があるのですが、「全員がハーフフットならチルチャックが一番高身長」というのにびっくりした。
    ていうかどの絵もラクガキのレベルじゃないんですよ。お金取れるレベル(取ってるけど)、いや個展が開けるレベル。すんげえ。デフォルメした絵とか、パパッと描いた絵でも、人体に関する知識、骨格とか筋肉とかがどう形成されているかという前提部分の基礎がしっかりある人の絵なので違和感ゼロ。そしてサラッと描いた線がどれもこれも下書きをなぞるかのように的確でなめらか。どれだけ絵を描いたらこんな風に出来るんだ。凄すぎてただただ圧倒される。しかも絵柄が可愛いから親しみやすやを覚えて気持ちがいい。
    ちなみにここら辺でまだ半分。これでまだ半分ですってよ奥さん!豪華ですねえ。後半からは単ページの漫画も増え楽しさは増し増し。
    あとリンシャが朗らかに笑ってる絵もありますぜ旦那。リンシャファンは見なきゃ損だ。「センシはもっと体毛あるはずだけど省略してた」というのも納得感ありました。現代服を着たマルシルもかわええ〜。センシとイヅツミの暑中見舞いの絵もめっちゃいいなあ〜。すごい好き。あと各々の「13歳」の頃の話が笑える。
    バレンタインデーとホワイトデーの話も大笑い。みんなライオスのこと朴念仁扱いしすぎ笑(まあその通りなんだけど)
    その他短編集時代の習作も収録。とりあえず久井先生の作品が好きな方ならこれ以上ないってくらい充実感にひたれるのでおすすめです。

  • 1ページ1ページにコメントしたいくらい情報が詰まっていて、また作者の制作時の試行錯誤も垣間見れるので素晴らしい。表紙もシボ加工にタイトル箔押しと豪華な装丁。
    以前に出た「ダンジョン飯 冒険者バイブル」と合わせてみれば、さらに解像度が上がることは間違いないので、アニメから入った方もぜひ手に入れるべきです。

    個人的には152ページのぷりっとしたファリンが最高。

  • ダンジョン飯の作者さんが書き貯めたイラストやマンガをまとめた本です。
    タイトルから内容が想像しづらいかもしれませんが、
    内容の85%はダンジョン飯関連のイラストやマンガです。
    本編では触れられなかった設定や裏話も多く、
    ダンジョン飯が好きな方なら読んでおいて間違いないです!

  • 好きな部分メモ
    2-25,3-12,3-24 ライオスと犬たちのコミュニケーション大好き。
    2-36〜41 出すものも受け取ったリアクションも、キャラそれぞれの個性があってとても好き。タンスさんが宝虫の抜け殻を活用しようとしてるのが特に好きだなあ。
    3-27,28 良い。こっちのストーリーも読んでみたい。不健康そう。

    ギリンの隊のキャラについて色々見られて面白かった。余裕のある状況なら、それぞれについてもっと楽しい部分、魅力的な部分を知れたんだろうな。
    リシオンの見た目が好き。ミスルンに対してリーダーとしての点数高めなのが意外だった。
    それぞれのキャラクターに異なった価値観があり、プレゼント交換で特にそれが感じられて面白かった。好むもの、今まで知らなかったが貰ったことで良いと分かるもの、送った人にとっては良いものでも受け取った人には価値がないもの、などの違いがそれぞれ面白い。

  • 最の高
    買って帰宅してからずっとながめてる

  • ミリ知らだが、おもしろい
     私は「ダンジョン飯」をまったく読んでゐないが、後輩がほめてゐて、これあるかもと思って買ってみた。

     見てゐてワクワクする。

     作者は女性で、男性キャラや女性キャラを、筋肉や胸部を誇張せずに描き分けてゐて感心した。性的な要素を抜きにして、中性的なものだけでキャラクターを魅力的に描く技量はさすが。

     特に、見てゐてわかるほどに世界観が練られてをり、異世界ファンタジーを描くべくして描いた印象にしあがってゐる。このラクガキ本ではそれをかたちづくるうへでの習作や練習の跡が見え、作者は実力派なのだとわかった。

  • 重版待ちをしていたこの作品、ようやく手に取れました
    素晴らしいの一言です
    全ページフルカラーで、このお値段で久井諒子さんの匠の絵力がこれでもかと堪能できる今作は『ダンジョン飯』のファンの人はもちろん、漫画を読む習慣がある人、絵を描くのが好きな人、物語の設定資料集などを眺めるのが好きな人、色んな人に突き刺さるであろう傑作です

    以下、ネチネチ眺めながら書いた感想というか雑感文章です

    表紙からまず素晴らしいんですよね~同時期に発売された『ダンジョン飯冒険者バイブル完全版』と対になるような、銀の箔押しの表紙のデザインが美しい!
    『ダンジョン飯』のエンディング後の世界観だと分かる登場人物たちが、お祭りのダンスを踊る絵の華やかな楽しさにニコニコします
    表紙折り返しにメリニのペナントが飾られてたり、いつかのスカイフィッシュやマンドラゴラまで踊っているのもたまりません 陽気なパーカッションの翼獅子もいい味出してます

    リーダー三者三様は、それぞれのパーティの人間関係が垣間見えるだけでなく、ワンカット毎のデザインが優れていて、かつ一枚絵として眺めても完璧な構図で素晴らしいです タンスさんちがいいですね、キキが夜遊び帰りっぽいところとか
    みんなの服交換なんか、ほんと凄い
    体格に合わせた衣装デザインの変化だけでなく、それぞれのキャラがその衣装をどう感じているかの反応を表情で見せてるの凄い リンシャ衣装のマルシル可愛いです ダークエルフ(チルチャックの言)みたいで

    人種別の履歴書写真みたいな表も凄い
    人種の中の人種、年齢、風俗の違いが、12枚の小さな絵に描き込まれていて、作中に登場していない人物にもどんな背景があるのだろうと妄想が掻き立てられる
    特にオークとオーガが好きです
    オークは豚寄りの方と猪寄りの方がいらっしゃるし、おそらく部族による装飾品の違いとか、お子さまが可愛いのとか、うり坊みたいなところとか、めっちゃいい
    オーガはこちらの世界で言う、アジア系と欧米系、そして北方系と人種内人種がすごく広いのが分かる、トールマンと変わらないくらい
    左下から2段目のモンゴル系のオーガ男性がつわものの表情も相まって素敵
    右下のコマの泣き般若のような女性もすごく気になる

    チェンジリング人種変化で、トールマンホルムがなかなかの男前で驚いた
    ドワーフミックベルが、何やらイキった表情なのも可愛い
    クロオークはあまり違和感がない、実はこういう兄弟がいるかも知んないと思う
    シスヒスはドワーフでもシスヒスなのが最高
    フレキとリシオンが何かから逃げるところは、リシオンの変身も見れるし2人のつるんでる感じが好きな人にはたまりませんね

    シスヒスとベニチドリのメイクの過程も面白い! メイク動画を観てるみたい ちゃんとメイクしてる人って大変やな…と感じ取れるリアルさ

    本編登場前のイヅツミのスケッチは、さすがのネコ描写で凄い、そして現在のイヅツミに比べてやや美少女顔に見える

    ヒポグリフとグリフィンの描き分けの悩みは、鳥の脚と馬の脚を描き分けられる絵師だからこその悩みであるからして凄味がある

    飼い犬に舐められがちな幼少ファリンが鼻水垂らしすぎで可愛いし、フッチとアノートリドのぬいぐるみを持ってるのも可愛い お母さんのお手製かな

    キメラファリンから脂粉が出るネタでふたつも漫画があって凄い、きっと久井さんは鳥もお好きなんですね

    目と横顔表は凄すぎる、圧巻
    キャラの名前を覚えるのが苦手人間でも、即座にみんなの名前もエピソードも思い返せる

    全員ハーフフットだったら? のチルチャックが一番細身で高身長なのは確かに意外! ライオスパーティ内の実年齢ではなく種族ごとの年齢の割合で言っても、チルは多分一番のベテランで年かさなんだろう

    カブルーとミスルンのパーティの性別チェンジは、意外な外見にならない、けどリアルに性別を感じられつつ、ジェンダーレスな外見の持ち主が多いのだと分かる

    センシがモデルになったドワーフ男性の一般的な服装一覧がいい センシはかっこいい

    マルシルのドレス姿表もいい
    「黄金郷のマルシルのドレス姿が可愛く描けなかったという悔いがあり」
    という作者さんのコメントがあって、あれで可愛くなかったの…!? と驚く
    いやあのシーンは「可愛い」を言ってくれる面子がひとりもおらんかっただけで、マルシルはちゃんと可愛かったですよ! でも個人的には翼獅子のドレスが凄く可愛いし禍々しくて好きです

    ヤアドの初期案がゴシックアリスみたいで可愛いですが「話の邪魔になりそうでボツ」というコメントが辛辣で面白すぎる

    ライオスの頭髪と髭がボサボサバージョンはかなり好き 泳ぐライオスの背中がマッシヴなのもいい

    それぞれの故郷のお菓子漫画の蜂蜜パン、リリクムムアレ、エルフのケーキ、どれも程よく味に難がありそうだけど、食べてもみたい エルフのケーキなら作れるかな

    ミルシリルに溺愛されるカブルーは大変そうだけど、溺愛の内容は猫変態の人の猫への行動とほぼ同じやと思った つまりミルシリルから見た人間は、人間から見たにゃんこやわんこって事ですね そりゃダンジョンになんか行かせたくないね

    リンシャの屈託のない笑顔は泣けてくる それを実現できる日って来るのかな カブルーなんとかしろ

    冒険用下着なんてあったのか、頑丈でホールド力が強めなのか

    ドワーフ女性とノーム女性の体格表、リアルさが凄い 骨格とか筋肉量の違いまで伝わる
    オークは子供だと背中に縞々がある、うりんこだと分かるデザインがカワユスです

    現代服のオッタがレディースもメンズもいけるの素敵すぎる ミルシリルは通販で失敗しそうなのわかりみが深すぎる
    マルシルは普通によく似合ってる ファリンは兄さんの服を貸してもらってるんだろうな 赤いほっぺたがちゃんと描きこまれている 露出が高かったりフォーマルだったりするのは苦手にしてるところが可愛いし、それを可愛いと言ってる過保護マルシルも可愛い
    ライオスは服へのこだわり、というか文句が多いのも分かる きっと服選びがめんどくさいタイプの人間だ、共感する
    みんなで何をみてるんだろ、アニメかな

    みんなで夏休みに海に出かけてる絵(ミニキャラ版)かわゆすぎる セミとりファリンが蚊に刺されまくってるの気になる 蚊除け魔法かけてあげて
    オッタはきっと、水着の可愛い子をナンパしに行ってる
    猛暑日に何も考えずに描いた絵が精密すぎてヤバい
    アイスが目一杯描いてあって良いです
    Tシャツデザインめちゃくちゃいい~、ほんとにユニクロなどで出して欲しい…RIP×6が欲しいな~

    ハロウィンの扮装してるみなさんはどれも可愛いけど、センシの元仲間のみなさんがグリフォンとヒポグリフの着ぐるみなのって身体を張りすぎてないだろうか 攻めてますね、やりますね
    チルチャックのミミックと三人娘ちゃんの宝虫可愛い~チルチャック一家の話もっとください

    キャラクター毎にちょっとずつ違うサンタ服の集合絵は、もうここまでくると戦慄を憶える、ヤバい、なんでこんなに描いてるんだろうこの方は、描きたい偏執狂の作家さんなのか、葛飾北斎がちっちゃい人間をもっしゃり画面一杯描いてる作品を思い出した

    抽象化絵もヤバい、これで漫画も見てみたいし、グッズにしてほしい 付箋紙とかアクキーとか

    カナリア隊のコンビニで何買うか絵がまたいい、というか現代服を着た絵がいっぱいあっていい
    久井さんが現代ものの長編を描くとしたらどんな話になるんだろう
    前述のTシャツを来てるキャラが一部いる現代服集合絵(ソファで)が、またいい~センシが時計とネクタイしててヒゲの刈り方も現代風なのがいい、センシはかっこいい

    ミニチュアマルシルのモンスターコスプレは、またしても描きすぎててヤバい そしてどのモンスターのエピソードもよく思い出せる 絵も漫画もストーリーテリングも堪能すぎやしませんか…ケルピーマルシルが石鹸を持ってたり、ドライアドの実を抱えていてそっくりだったり、大カエルマルシルがカエルスーツマルシルとほぼ同じだったり、ドッペルケンガーマルシルが鏡を見ていたり、迷宮のウサギマルシルは足踏みをしていたり…どれもほんといい話だった

    クリスマスプレゼント交換の準備編と交換編は、現代パロとあの世界観が折衷になってるプレゼント品がてんこ盛りだし、それぞれのキャラがいかにも選びそうな品物であったり、そもそも交換会にどういうスタンスで臨むかの差分もしっかり描き込まれてて素晴らしい、何度もアレですが描きすぎです、交換後のみんなの反応もめっちゃ楽しい! 誰のプレゼントか分かって笑ってたり、もらったものに困ってたり、意外なプレゼントが好評だったり、どれも和む
    フレキとリシオンがお互いのプレゼント交換になっちゃってたり、ホルムの観葉テンタクルスを受け取ったマルシルが「これライオスのでしょ!!?」ってぬれぎぬきせてるのほっこりする
    プレゼントを受け取ったあとの、カブルー、タンス、カナリア隊それぞれの様子もよいです
    パッタドルがフレキとリシオンとシスヒスの3人分のプレゼントの世話してるのとかエモい

    女子高生スタイルのシュローの家のくのいちたちが、ヒエンだけちょっとスケバンみたいでええです
    ベニチドリの地雷系メイクも可愛い

    夏の日の買い物とお祭りに出かけてる、センシとイツヅミの暑中見舞いなんか素敵すぎる
    「ん」としか言わないイツヅミ…センシにはわりといい子で甘えるんだな ご飯くれる人だからな

    カカとキキの子供の頃の話は切ない
    でも、カカの方が内気で泣き虫だったんだなと分かるのはちょっと嬉しい

    ミスルン隊長のリハビリ期のネタはかなりヘビー
    面白いけど、よくもまあこれを漫画にされたな…
    拘束されてる姿や自傷の様子まで描いちゃうのってサービス(?)だなあ

    マルシルの13歳も、リンシャの笑顔についても、分かりやすい可愛さとか良い話でもなく、むしろこれ何の話なん? って内容でめっちゃ面白いのすごいな

    冒険者になる前のライオスとファリンの道中は、泣けてくる…ファリンがめっちゃいいこ…でも恩にも着せない気立ての良さ…ほよよんとしてそうで、しっかりしてるんですよねファリンって
    そんな話のあとにファリンとライオスが初めて会った日の話もってくるの構成が神がかってる 妹が産まれて兄になった事をライオスが家の犬と猫に話していて、嬉しかったんだな~ってことと、人間の友達がいねえんだな~ってのと、もうにゃんぴーがいるなー長生きだったんだな~ってことなど色んな突っ込みをしたい

    カブルーは自分の世話が出来ないタイプだったらしい、意外だ でも人をたらしこむ力があれば問題ないのか でもミスルン隊長のお世話は出来ていたことを考えると、出来るけどやらないタイプなのかな

    ミスルン隊長に蟻がたかってる漫画が、急におおざっぱな作画になってて驚く しかし隠しきれない画力

    茄子田楽とあんかけカツそばは、お腹がすいてくる
    そう言えば、かつ丼チェーン店のかつやに、以前カレーうどんかつ丼っていうイカれたメニューがあった事を思い出しました
    水炊きとおでん、全部温かくてうまいもんばかり
    そう言えばこれも現代パロディ(みたいなもの)なんですね 現パロの多いダンジョン飯です

    ライオス、カブルー、シュローがお好み焼き屋、ラーメン屋台、ファミレスに行く話良すぎる そしてお好み焼きの作画がすごい 揺れるかつおぶしと湯気が見えるようだ

    ねこ(イツヅミ)をじゃらすファリンと、犬をかまうライオス 絵柄のギャップがすごいのに不思議な調和がある

    学生時代のファリンとマルシルが、現在より若い(マルシルはちょっとだけ、ファリンはかなり幼い)その差分の描き分けがほんとすごい

    何かあった世界線の魔王ライオスがデザインは滅法格好いいのええですね そして序盤の頃は最終回にこうなると思ってた、との久井さんの言がおののくしかない驚き それはそれで見てみたいです
    魔王にならなくて済んだのは、センシのごはんをずっと食べていて、チルチャックの説得を聞いていて、マルシルが迷宮の主になったところを止めてやりたかったりもして、他にもたくさんの登場人物との関わりの積み重ねが14巻分あるからですよね 泣ける

    そのあとのナマリのフェティッシュな話が読めるとまたいいわけですよ オチをちゃんと描写してないのいいな
    クロの小ネタ×2もよい クロは母国語だと大人っぽい明晰な話し方だし、毛を刈るとマッチョだった 朗報です

    ライオスがホワイトデーに買った、まものサブレって鳩サブレーのコカトリス版なんですかね
    カブルーとミルシリル、そしてホルムと姉さんの話は、妙な生々しさがあってそわそわする
    カブルーの家の場所を教えてない女子が多すぎるし、ホルムの姉さんの表情が何とも…
    それに怒るホルムも、パーティメンバーのきょうだいにちょっかいかけるのも、どっちもどっちだなあと思う

    ミルシリルの実家が普通に日本の田舎の実家(概念)だったの笑える エルフの高貴な貴族とは…

    オレンジ色の紙のスケッチコーナーも、また色々と描かれている ありがとうございます
    色んなごはん作るところのペンネグラタンのやつ好き 「これで完成でいいよもう」とか「うまい テーレテレー」とか、ねるねるねるねも食べたくなる
    台風とカップヌードル、恋人と花の名前、冬毛と夏毛のねこ、温度によるねこの寝相、が特に好きです

    たくさんたくさん、描いて下さって、描きすぎなくらいで、その素晴らしさときたら、もっともっと見たくなる
    今度はどんな作品が拝見できるのだろう、楽しみだなあ

  • ダンジョン飯を補うような漫画も収載
    見ていて楽しかった

    てかラクガキって嘘でしょ…?
    クオリティ高すぎる

  • 最高でしかない!くうううーーーー!!

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著者プロフィール

pixivやコミティアで活動し、2011年、短編集『竜の学校は山の上 九井諒子作品集』でデビュー。13年『ひきだしにテラリウム』で、第17回「文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」を受賞。14年より「ハルタ」にて連載開始した『ダンジョン飯』は、「2015年度コミックナタリー大賞」「このマンガがすごい!2016」オトコ編、「THE BEST MANGA 2016 このマンガを読め!」「全国書店員が選んだマンガランキング2016」と数々の賞で1位を獲得した。

九井諒子の作品

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