- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048523233
感想・レビュー・書評
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・アトロパテネでの敗戦からダリューン、ナルサス、エラム、ファランギース、ギーヴという、旅の仲間たちが揃うまで。
・田中芳樹さんの原作を9巻までは読んでるけど内容はすっかり忘れてしまっているのでおさらいの意味をこめて漫画のチカラを借りました(さすがに小説をもう一回通しで読むのはしんどい)。荒川弘さんのはもう別物になっていると思うので(完結したらまとめて読むつもり)、中村版のほうが雰囲気は元に近いかと。これで満足したらもう原作の残りは読まなかったりして?
■簡単な単語集
【アトロバテネ】物語開始直後(パルス暦三百二十年)パルス軍がルシタニア王国軍に惨敗した場所。
【アルスラーン】パルスの王太子。当人には抜きん出て優れた部分はないが素直で柔軟な感性を持ち、カリスマ性は高いのだろう、優秀な人材が「この人のために」と思ってしまう体質を持つ。
【アンドラゴラス三世】パルスの王。アルスラーンの父。「不敗の猛将」と呼ばれていたわりには力だけに頼りきる猪突猛進型でアトロパテネでの対ルシタニア王国軍との戦いで惨敗した。不敗だったのは運が良かっただけのようだ。その後長期間虜囚として生存。
【エクバターナ】パルスの王都。広大な大陸を東西につらぬく大陸公路の最重要中継地点。
【エラム】ナルサスの付き人。というか世話係。
【オスロエヌ】アンドラゴラス三世の兄王だった。共にタハミーネに心を奪われ兄弟は不仲となるが、突然病死しその息子は火災で事故死した。
【カーラーン】パルスの万騎長だったが裏切り、ルシタニア王国の大将軍(エーラーン)となった。
【カイ・ホスロー】伝説的な英雄王。
【ギーヴ】旅の楽士。女好きのお調子者。弓の腕は一流。剣の腕も立つ。偵察に向く。
【ギスカール】ルシタニア王国の王弟。エクバターナを統治する。
【戦法】ナルサスいわく、自分たちの望む場所に敵の兵力を集中させるのが戦法の第一歩。武勇を使い切る前に勝利を得ること。無理をしないこと。もっとも弱い兵を基準にして勝利を得る手段を講じること。
【銀仮面】→ヒルメス
【タハミーネ】パルスの王妃。アルスラーンの母。元はパルスに滅ぼされたバダフシャーン公国の公妃。ナルサスは魔性の女、傾国の美女と言った。ルシタニア王も魅了された。
【ダリューン】アルスラーン軍の柱といえる。接近戦ではほぼ無敵で「戦士の中の戦士」と呼ばれたパルスの万騎長(マルズバーン)だったが王に慎重論を申し立てたのでその地位を取り上げられた。伯父のヴァフリーズからアルスラーン個人に仕えろと頼まれた。
【ナルサス】知略に富みアルスラーン軍の参謀となる。ダリューンの友人。王の不興を買ってバシュル山に隠棲していた。奴隷制度には反対。芸術(絵画)好きだが下手の横好き。なかなか仲間になってくれなかったがアルスラーンが、王になったら宮廷画家にしてやると勧誘し引っかかった。
【パルス】アルスラーンの母国。王はアンドラゴラス三世だったが惨敗しルシタニア王国に占領された。
【ヒルメス】アンドラゴラスと王位を争ったオスロエスの嫡子。火災で死んだと思われていたが復讐を誓いルシタニア軍に協力しパルスに勝利した。剣もダリューンに勝ちかけたことがある凄腕。
【ファランギース】フゼスターン地方のミスラ神殿(アルスラーン誕生を祝して建てられた)につかえる女神官(カーヒーナ)。自分でも絶世の美女と認めている。アルスラーンに仕えるため探していた(あまりにもデキがよすぎルックスもいいのでやっかまれやすく神殿を追い出された面もあると自分では言っている)。精霊と語り、弓も剣も一流。遠距離攻撃に向く。
【ボダン】イアルダホート神に仕える大司教にして異端審問官。宗教者らしい残虐な男。
【ルシタニア王国】パルスの友邦マルヤム王国を滅ぼしバルスに侵攻した。イアルダホート教を信じる宗教国家。信じないものは虐殺する。
■簡単な年表
▶パルス暦320年:アルスラーン十四歳。パルス軍、アトロバテネの野でルシタニア王国軍に敗れる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中村地里によるアルスラーン戦記のコミカライズ。あすかコミックスDX全13巻。最近、別冊少年マガジンで荒川弘(代表作:鋼の錬金術師,銀の匙)によるコミカライズが始まったので、こちらにも期待したい。
http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/KB00000991 -
原作1冊分をむりやり1巻におさめているから展開が早過ぎ。