内気な美女には野獣を (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2015年6月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048652513
作品紹介・あらすじ
周囲が放っておかない美人、そよ子。けれど彼女は極度の人見知りで、いつもオドオドしている内気な性格。動物園での一人きりの食事が最上の楽しみという彼女の人生を変えたのは、一人(?)の野獣だった……。
感想・レビュー・書評
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【仕事に自信をもてない貴女に必要なのは、厳しくも心優しい「野獣」かもしれない!? 】
如月そよ子。
鳥辺市の市会議員を務める彼女は、その美しさゆえ「愛らしすぎる市議」として全国でも知られている。しかし実は彼女、極度の人見知りで、いつもオドオドしている内気な性格。自分みたいな頼りない人間が市議を続けていいのだろうか?と悩み続ける日々を送っていた。
そんな彼女のもとに、ある日、野獣のように威厳たっぷりの一人(?)のイケメン秘書がやってきた――。
仕事に自信をもてず、あと一歩を踏み出せない貴女に贈る、元気になれるハートフルストーリー!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
そよ子には導いてくれる人〔トラ〕が必要です。
やっぱり二郎は脇役の運命でした。
なんか夢があって可愛いお話。 -
いわば現代版美女と野獣。
内気な女性の成長物語でもある。
動物園のトラと女性議員と言う取り合わせは、ちょっと意外と言うか、普通あんまり考えつかない気がするな。
そう言う意味ではうまく興味を惹かれた。
でも、ヒロインの前ではオスカーはあくまで男性なので、この話にファンタジーを持ってくる必要は実はなかった気もするなあ。
新人女性議員と有能な男性秘書のお話でも十分魅力的。
だた、ヒロインの考え方感じ方が如何にも女性的で、なんだか全面的には共感出来なかったかな。
それにしてもオスカー有能過ぎるだろう。
これはあれだな、ヒロインの国会議員進出から初の女性総理もあるな(笑)
いや、そんな話になって行ったらすごいけど。
それにしてもタビコはなにもの?
魔女の使魔かなんかか?
白猫だけど(笑)
だって、その薬はもろ魔法だろう。
これはタビコが出てくると言う前作も読まなきゃ。
それにしても平さんが可哀想過ぎる。
せっかく冒頭で主人公のごとく登場したのに、完全に当て馬だよ。
うん、まあ仕方ないよね(笑) -
最後が若干切れちゃった感がありましたが、なんだか、主人公を応援したくなるストーリーでした。某公共放送の朝の連ドラにしてもいいかなー。作者の思いもあるのでしょうが、タビコと二郎はなんのためキャラなのかなぁ〜。もっと描き込めばもっと面白くなりそう。続きを期待しています!
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全国で『愛らしすぎる市議』と、顔だけが有名に。
中身は内気で流されるだけの彼女が好きなのは
トラが多い動物園。
用意されたものを使って、ただそこにいるだけ。
分かっているのに何もしない主人公に
非常にいらいらしてきます。
仕事に自信がない、とかいう前にそれを言い訳にして
何もしてない、という現実。
代わり、が来てから、そうでもないですが。
正直、最初の男に走るのかと思ったのですが
そっちに行くのですか…。
いや、確かに遠くの人より身近な人。
とはいえ、最後のあれはどうなのでしょう?
どう客観的に見ても、だだっこ発言のようにしか…。
政治家とファンタジーがごっちゃになった感じですが
結局最後のねずみやら、消えた移動中動物とか
どうするというか、どうなったのでしょう?
そこ、考えては駄目ですか?? -
普通の地方議会モノかと思ってたらファンタジー小説かよ!
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ファンタジー一直線!な感じが好きです。エチエンヌがタイプです。
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大筋は大変良かったし厳しい系優しい男子とおどおど系意思強女子は大変萌えたけどこの流れだったら二郎さん完璧噛ませだし削ってくれた方が心身ともに健やかに読めました。でも大筋見るとものすごい萌えたんで…そこはめたくそ好きですハイ…