DOUBLES!! -ダブルス- (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 337
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048652629

感想・レビュー・書評

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  • 献本企画でいただきました。
    一言で言うと爽やかな青春ストーリーです。
    テニスのことは詳しくないので、よく分からなかった用語はニュアンスで感じとりました(笑)
    2人が成長していく過程も分かるので読みやすいと思います。

  • 爽やかな青春ストーリーでした!
    ダブルスとはパートナーとの息が合わないとなかなか大変な競技だと思います。
    そんなダブルスを中心としたこの本は読んでてとても良かったです。

  • 何でも一人でやろうとする
    孤高の天才、曲野琢磨と
    情熱的だけど人を信頼できなくなった
    軟式上がりの、進藤駆。
    二人は藤が丘高校硬式庭球部で
    出会いダブルスを組むことに。
    凸凹コンビの成長を追った
    青春ストーリー。

  • 面白かった。青春だ!

  • 献本企画で頂きました。

    中学時代に軟式テニス部で部長となり、ダブルスで全国を目指していたが目標は果たせず、その高過ぎる目標を重荷に感じていたダブルスの相棒にキツい言葉を投げつけられた過去のある駆。
    子供の頃からテニスを続け、長じるにつれどんどん腕を上げて行ったが為に自分の望む動きのできないダブルス相手を全く頼りにできなくなった琢磨。
    別々の中学でダブルスに絶望した二人が、進学した同じ高校のテニス部で曲者部長にダブルスを組むように勧められる。
    後衛からのストロークが得意な駆と前衛のボレーが得意な琢磨は絶好の組み合わせの筈なのに、お互いダブルスを組むための精神的な部分が決定的に欠けていて、まるで実力を活かせない。
    けれど周りの人たちからの助言や試合経験、互いに過ごした時間のなかで徐々に関係性が変わっていって…というお話。

    私はテニス観戦が大好きです。ダブルスはあまり見ませんが主に男子シングルスの世界戦はテレビ放送があればかなりの頻度で見ています。
    なので、この本に出てくるテニス専門用語にもなんとかついていけました。
    …というくらい、試合にしろ練習にしろ打ち合わせにしろとにかく専門用語が多用されます。正直多すぎると思います。
    表紙の爽やかな雰囲気に惹かれ、ジャンプの青春部活もの漫画のようなイメージで買ったテニスの詳しくない人は挫折してしまうのではないかと懸念するくらい。
    試合描写は勿論必要ですし、ふたりの特性がどう活かされるかなども気にはなるのですが、それにしてももう少し読んでいてスッと入れるようにはならないのかなぁ…と感じてしまいました。
    そして淡々とテニス用語が並んでいく試合展開はどうにも熱くなれないのです。
    もっと試合のポイントになる部分を絞って、そこでどんな思いが交錯するのか、決め手になった場面はどこなのかを深く描いてくれれば感情も試合の緊迫感も伝わったと思うのですが…。

    そしてメインの二人がトラウマを脱して今のこの相手だからこそ信じられる、という思いに至る部分ももう少し掘り下げて欲しかった。
    駆が過去のトラウマの原因である小関を理解するくだりなど、まだ小関に出会って間もないであろう山神に全部説明されて終わり、というのはかなり強引に感じました。山神のキャラクターがいいので(むしろメインの二人より)そこに頼り過ぎでは…とも。

    素材はいいのに料理をする力の入れどころがなんとなくちぐはぐな感じで、個人的にやや残念でした。
    テニスに詳しい人には詳細な描写はある程度楽しめるかもしれません。

  • 献本企画で頂きまして、読みました。
    タイブレの説明ってめんどくさいよねぇ。後輩に教えるのがめんどくさかった中二の春を思い出しました。戻りた〜い。戻れな〜い。
    なんてね。ライン作業で大量生産されたやっすいJ-POPみたいなことを言ってしまいましたね。

  • 想像以上に軽いタッチで、学生時代部活にのめり込んだことを思い出しながら読了。全体としては気持ちが重くなり過ぎず、すっきり読めたし、気分転換にはもってこいの一冊だった。
    ただ、2人の抱えてるトラウマというか葛藤というか、個人的にもう少し丁寧にというか踏み込んで描かれていても良かったという思い。ちょっとあっさりしていて物足りなかった。

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著者プロフィール

「サマーランサー」にて第19回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞し、デビュー。瑞々しい感性で描かれる青春小説に定評がある気鋭の作家。

「2020年 『17歳のラリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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