甘やかな褥 ~琥珀色の秘密~ (B-PRINCE文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 45
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048652773

作品紹介・あらすじ

泣きたいくらいの幸せを教えてあげる

出会いは最悪だった。生まれながらに生えていた尻尾のせいで、不幸を呼ぶ獣子として人間扱いされずに育ったルルは、領主の三男エストラーダに、夜伽の相手として領城に連れ込まれてしまう。
この尻尾を見られたら殺される……! だが、獣子と知ってもエストはルルを殺さなかった。慈しむ笑顔、優しい言葉、抱きしめる熱い腕。エストに出会い初めて幸せを知ったルルだったが、ルルの秘密がエストを不幸にしてしまい!?

感想・レビュー・書評

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  • 獣子として産まれたため、不幸を呼ぶと蔑まれ忌み嫌われ、誰にも愛されず生きてきたルル
    気まぐれにルルを買いとったエスト
    学ぶ機会も与えられず無知なルルが憎しみからは何も産まれないと憎まない心をみせ、惰性的に生きてきたエストに生きる活力を与え愛し合う素敵なお話

    無垢なルルが本当に可愛いです。
    欲深い人間は本当に醜いと思いますねぇ。虐げられても、他者を恨まずに受け入れたルルの強さと信じる心に癒されました。

  • 領主の三男坊×尻尾が生えてて迫害されてきた子

    あとがきにお伽話のようなと書いてあったように
    王道展開?王道かな?という不思議な感覚にw
    なんだか、ここまで思い切った展開は久々に読んだ気がします。3年で差別のない世界は作れないだろう…という現実的な思いもありつつ、お伽話ならありかな!と折り合いをつけています。

  • さらっと読了

  • ★3.5王子様に拾われて幸せになるもふもふ話かと思ったら後半の展開がそれだけに止まらず面白かった。

  • 過酷な状況で理不尽な迫害を受けていたルルが最初はエストの夜伽として騙されて連れて行かれるんだけど、とにかく健気で一生懸命なところが良いです。エストも最初はクズっぽいけど、それには理由があって先進的な考えであるばっかりに周りから疎まれていたのがなんとも……傷ついたもの同士が心を寄せ合う姿が切なくて素敵です。

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