残念ねーちゃんの捜索願い (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 73
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048653183

作品紹介・あらすじ

美人だけど趣味も性格もどうにもオッサン臭いねーちゃん。彼氏に振られた夜に赤提灯で一人酒。二日酔いで目覚めた朝、何故かシブイ中年男性の人格が姉の身体に同期していた!? 非日常的コメディサスペンス!

感想・レビュー・書評

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  • 居酒屋で回収してきた『おっさん』姉の中に
    本物のおっさんがいた。

    一体どこで拾ってきた『おっさん』なのか、から
    どこの誰なのか、までは普通(?)の流れですが
    ここから父親の死の真相が出てくるとは…。
    ものすごくコメディなのかと思ったら
    きれいにミステリーでした。

    結構最後の方まで、誰が怪しいのか怪しくないのか。
    題名から考えられない内容でした(笑)
    しかし、本物のおっさんと変わらない姉。
    …彼氏は、まぁどうにかなりそう??

  • 初読みの作家さん。あとがきにあるように、爽やかな青春ミステリ☆最初はテディ刑事みたいなファンタジーだな…最後はどう決着つけるのかな…と思ったらまさかの途中消滅!そのあとはミステリ作品となり、最後は恋愛要素もプラスしてと盛りだくさん。しかしおっさん女子がコテコテ過ぎて感情移入は出来ず。そんな姉の面倒を甲斐甲斐しくみる弟ってのも…ありがちな感じ。とはいえなかなか楽しめました☆

  • 軽く読める。なかなか設定が面白い。楽しんで読める話でした。

  • 犯人はまぁ早い段階でわかったとはいえ、オッサンの正体はその人物が出てくるまでわからんかったわー。てっきりパパンかと思ってたのに(笑)←まぁ、これもあながち間違いではなかったんだけど、、、って成仏してなかったの!? 朝倉氏は入院してたのに外出しちゃったの?病院の許可があったのか、はたまた警察の強引な捜査のために駆り出されたのか?とにかく無理はせず、利津の今後をお願いしたいと楽十は思ってるんじゃない?(笑)

  • オッサン女子とオッサンと嫁にしたい弟のお話。
    プチミステリー・・・刑事もの・・・?
    日常パート等は現代っぽくさっくり読めるので、挿絵なしですがラノベ上がりの人もすぐ読み切れるかと
    後半急ぎすぎたのかちょっと項数に物足りないかなぁ
    ダメ姉、オッサン萌えなら一度読んでみてほしいですね

  • わりと簡単に犯人がわかるし、おっさんくさいねーちゃんとかあちゃんポジの弟というありな話なんですが、面白かったですねぇ。
    ラノベにはこの手の話があふれているんだけど、書き手の腕によっては楽しくよめるなぁと、ごく当たり前のことを当たり前に感じてしまったことに驚き(笑)

    いやぁ、暑いし、ビールが飲みたいなぁとねーちゃんの飲みっぷりを読みながら思ってしまった。
    そして、日本酒のつまみは食卓塩じゃなくて岩塩だろ! とつっこんでいる元のんべの姿がありました(爆)

  • 【「――で、結局あんた何者?」姉の中の〝オッサン〟が事件を呼ぶ!?】

     美人だけど趣味も性格もどうにもオッサン臭い女、利津。彼氏に振られた夜に赤提灯で一人酒。冷酒になめろう、愚痴をわめきながら酔いつぶれ、弟に介抱されて家に帰る。
    「……これが実の姉かと思うとかなりフクザツだな」
     そうして二日酔いで目覚めた朝、姉の中には本当に「オッサン」が棲んでいた!
     姉の身体に触れれば、確かに野太い男性の声がテレパシーのように聞こえてくる。幻覚? 二重人格? それとも悪霊が取り憑いた? その声の正体を調査していく中で、とある殺人事件との関連が見えてくるのだが……。非日常的コメディサスペンス!

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著者プロフィール

2011年に刊行した『シアンな憂鬱な銃』(電撃文庫)でデビュー。壮大なファンタジーからヒューマンサスペンスまで、多彩な作風を持つ。近著に『残念ねーちゃんの捜索願い』。

「2018年 『猫又とキャンパスライフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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