水木しげ子さんと結ばれました (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014年2月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048663137
作品紹介・あらすじ
今日は転校初日で、もう学校に着いていなければいけないのに、僕は今、死体を埋める穴を掘っている。そんな僕の左手の「ある存在」-それを追って振り返ると、僕以上に血みどろで、死体をいじくる女の子がいる。-水木しげ子さん。まるで人形のように完璧に美しく、けれどとても恐ろしい女の子。でも、彼女こそ僕の「運命の人」に間違いない。だって、彼女の左手の小指は僕の左手の小指と「運命の赤い糸」で結ばれているのだから…。殺し合う者たちを結ぶ「赤い糸」で結ばれてしまった二人に、次々と訪れる数奇な殺し合いの「運命」の行方は-?ただ一度の電撃小説大賞・20回記念特別賞受賞の怪作、ついに登場!!
感想・レビュー・書評
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てっきり恋愛ものだと思ったら、まさかのオカルトもどき。
樹の周りは変人博物館と言ってもいい程、個性的な人が集まっていて……。
焼死が一番辛いとは初耳。それだけはやめようと決意した。
よくもこんなにも気持ち悪いことが思いつくと驚きを通り越して感心してしまう。
しげ子さんのおかしくなった理由がそこまで常識はずれでないことにガッカリ。
個人的には鳥まで食べるようになってしまった食虫草もとい食鳥草が一番印象的だった。
透明感があるイラストは嫌いじゃない。特に手の描き方が上手いと思う。
自販機から人の手とは恐ろしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本筋と関係ない余計な話が多いように感じた。イラストは素敵だがしげ子さんの魅力も含めて表現しきれていないように思う。本筋の話は気になるからそこだけ取り上げた本だったら楽しく読めたと思う。
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さすが、入間氏が推すだけあるね、ミステリー しっかりしつつストーリーも申し分ない…しげ子さん可愛いですね笑い方とかはあれだが
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いい感じに悪趣味な小説。しげ子さんがいい味出してる
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しげ子の一線を越える越えないの、絶妙なハラハラ感が良かった。もうちょっとぶっ飛んでるかと思ったけど、その分はノブオさんで補完。姉さんは脇が甘い気もするけど、相手が一枚上手だったということで。ところで、人を憎むのが難しいって設定は必要? どうでもいいけど、ら抜き言葉が気になった。