- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048663175
作品紹介・あらすじ
上条歩。中学一年。三度の飯より将棋好き。ひそかに憧れる人は将棋クラブの主将、大橋桂香先輩。そんな歩のもとに突如美少女たちが現れる。「私たちは、将棋の駒だ」そう言い放つ彼女たちは駒の化身だという。人知を超えた将棋の強さをそなえる彼女たちの指導のもと、歩は棋力をめきめき上げていく。折しも団体戦の大会が間近に控えており、歩は桂香先輩とともにライバルを打倒し、頂点を目指すべく奮闘する。第20回電撃小説大賞・銀賞受賞、駒娘たちと送る熱い勝負とさわやかドラマの将棋青春ストーリー!
感想・レビュー・書評
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青春小説としても楽しめたけれど、要所要所に盤面の挿絵がほしかったなと
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何の捻りも無い展開だけど、将棋に恋に、眩しいくらい正直に生きるティーンズの物語は、心が洗われる感じ。ヤスさんの柔和なイラストととても合っていて、たとえ本文と絵が一致してなくても(p27)気にならないさー。真っすぐなキャラやゲスなキャラ、つまり単純なキャラはいいけど、ちょっと思春期なキャラになると組み立てがうまくいってなくて、なんか彼1人浮いてた。第2巻では「主人公の昔の知り合い(美少女)と再会して先輩がそわそわ」あたりが鉄板?。
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『ヒカルの碁』は絵を除いても良くできていた話だったなあ
と思わせる本作のまずさではあるが
小説で将棋を描く目新しさと
登場人物を中学生にしたことでキャラクタの簡易さが救われているつくり
将棋描写もそれなりに説得力を感じさせてよろしく
あとはキャラクタがうまく回ってくれれば良くなるかも -
将棋が題材というだけで取り立てて秀でたものは無い/ 駒の擬人化は確実に余所からの影響だし、物語自体はヒカルの碁だし/ 駒娘(笑)は桂香歩だけしか出てきてないからまだいい/ 筋は単純、文章幼稚/ 昨今の将棋ブームに乗っかればもしかしたら跳ねるかもという編集者の思惑が透けて見える程度の作品/
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20450815
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将棋を題材にした小説はそこそこあるがラノベは少ないのではないか。一言で言ってしまえば、中学校の将棋部を題材にした青春ファンタジー。棋譜が見えないからか、ご都合主義に感じるところ、力業に感じるところも正直あるが、綺麗にまとまっているのも確か。
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駒娘という単語である程度草はえたというのが第一印象。
そこから気になってとりあえず読んでみました。
読んだ感想としてはストーリーが薄いと終始思いました。
テンプレというか、流されるままというか、もうちょっと意外性があっても良かった。
それと強さ弱さについてのやり取りが多いわりにその強弱というものについての真剣さ重さみたいなものがなさ過ぎるんじゃないかなぁ?と言うのもそれなりに気になりました。
重ければいいというものでもないんですが、もうちょっと世界観にあわせたうえでそういう部分も描かれてたら面白くなりそう。 -
将棋が3度の飯より好きな主人公(中学生)の元に将棋の駒の化身と名乗る3人の少女たちが現れる。
彼女たちの指導の下成長してライバルたちを倒していく将棋青春ラノベ。
それなりに楽しい内容ではあったと思いますが、読後、このラノベは誰に読ませたいの?と感じました。
将棋用語が多数使われているので、ある程度将棋の知識がないと状況が全く分からない。
かといって将棋好きに読ませるには、将棋でなくラブコメ要素にまとめようとしているので、シナリオに惹きつける要素はない。
もっと将棋に特化した内容の方が印象に残ったと思うんでちょっともったいないという印象を受けました。