お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1764
感想 : 175
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048665483

作品紹介・あらすじ

浅草の一角で、町並みに溶け込むかのように佇む栗丸堂。最近店を継いだ若い主人の名は栗田仁という。精桿にすぎる容貌で、どこか危なっかしいが腕は確かだ。とはいえ、店の切り盛りは別物で。心配した知人が紹介したのが葵だった。若い女性に教わるのを潔しとしない職人気質の栗田。だが、葵との出会いが、栗田の和菓子を大きく変えることになる。和菓子のやさしい味わいがもたらす、珍騒動の数々。下町の温かさ、そしてにぎやかさに触れるひとときをどうぞ。

感想・レビュー・書評

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  • 舞台は浅草の一角にある和菓子屋の栗丸堂。大学を休学して、亡き父親の店を継いだ若い主人公の栗田仁。
    和菓子をテーマにして、爽やかな騒動を下町の人情が解決していく。主人公を取り巻く若い人たちの爽やかな感じが、非常に読後感を良くしている。
    シリーズ物。次回作も期待。

  • ふわふわと温かい小説。
    謎のお嬢様『葵さん』の素性が気になります。
    これもシリーズもの。続きが気になります。

  • 人情溢れる浅草で和菓子屋さんを営む栗田が、謎の女性、葵と出会い、和菓子を通して、他人の心のモヤモヤを取り除いていくお話。
    3つのお話が収録されていて、特に最後の「干菓子」という話が良くて、電車の中でポロポロ泣きながら読んだ。
    クスッと笑えて、少し感動する、和菓子に詳しい人も、詳しくない人も楽しめる、和菓子のように奥が深い作品。
    続編も読みます。

  • 「はいー、和菓子の情報が沢山で、勉強になりましたー。和菓子ってやっぱり素敵ですねー」
    (この本の出てくる謎の和菓子美女、葵さん風に)

  • 食べ物系のシリーズ物が好きなのでこの本を選んでみました。舞台は浅草の和菓子屋さん。葵という正体不明の女性が今後どう関わってくるのか楽しみ。続けて読んでみようと思います。

  • ちょっと不思議なお話。いや、誰かが魔法が使えるとかそういうのではないけれど彼女は何者?
    主人公の栗田は、若いころはやんちゃしていたが、実家の和菓子屋を継いだ。地元浅草の喫茶店でであったのは若い女性、葵。葵と関わることで珍騒動が解決し、なんだかんだとことがうまくいく、のは定番。なんかほっこりしていて、いい。

  • 浅草の老舗和菓子屋が舞台のコージーミステリー。
    キャラクター設定が若い読者向けなのはメディアワークスなので当然だと割り切れば、家の近所が舞台なので情景が想像でき、また和菓子に関する蘊蓄も興味深いので、続けて読んでみようとと思う。

  •  和菓子を主軸に、主人公の周囲で起きる様々な問題を解決してゆく、という構成が面白い。

     東京下町の雰囲気もよい方向にマッチして、あたたかみのある話になっている。

     登場人物の中にはまだ謎を残しているものもいるので、今後の展開が楽しみである。

  • 和菓子の知識0なので、そうなんだー!
    が隠れていてよかったです。
    和菓子屋さんに買いにいきたくなります。

  • 和菓子について知れる一冊。
    浅草の情景と共に下町に溢れる義理と人情が詰まった優しい物語でした。職人である栗田と、食べただけで何の素材を使っているかが分かるヒロイン、葵のやりとりがとても楽しかったです。

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著者プロフィール

東京都在住。電撃小説大賞で見い出され、メディアワークス文庫『お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂』がシリーズ累計40万部を超える人気シリーズとなる。メディアワークス文庫から刊行された青春小説『この終末、ぼくらは100日だけの恋をする』のヒットで新境地も開拓。

「2023年 『いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂7 日出処の和菓子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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