不良少年と彼女の関係 (2) (メディアワークス文庫)

  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048666107

作品紹介・あらすじ

泣く子も黙る有名チームのヘッド拳児、だったのは今や昔。超がつくお嬢様朱乃の専属執事として、こき使われる日々をすごしている。暇さえあれば喧嘩ばかりの二人だが、どこか微笑ましい。実際、拳児が同級生にもてるのが、気になる朱乃だった。そんな時、朱乃が文化祭のクラスリーダーに抜擢される。人見知りの朱乃は動転するが、拳児の叱咤激励により、徐々にクラスをまとめていく。これにより二人は急接近していくが、紅堂家の総帥である父の帰還により波乱が起こり!?

感想・レビュー・書評

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  • お嬢様の執事として「訓練されてきた」元不良少年。文化祭でリーダーとなった朱乃はやりとげることができるのか?今回も面白かったです。今回は、真田側の成長は少なかったかなー。でもその分、朱乃ちゃんががんばった!腹黒執事の暗躍も楽しいです。

  • んー?
    続きって出てなさそう??
    まだまだ母上様とお祖父様の確実に触れてませんよ?
    朱乃お嬢様の想いは通じるのか、
    というかまだ本人無自覚かしら?
    執事のその話はいずれ、が語られるときは来るのか?

    疑問はつきませんが
    キャラが魅力的で相変わらずサクサクっと読めました。
    なので続き、お願いしますm(__)m

    姉妹になったことと文化祭のお話、でした。

  • 久々にこのシリーズを読んだから、設定やストーリーうろ覚えだったけど、読み進めていくうちに少しずつ思い出した。

    冒頭から朱乃と拳児が踊ってた。
    前回この二人、宿敵の藍原に対抗するためダンス猛特訓してたよな。
    特に運動音痴の朱乃(笑)
    ダンスはバッチリっぽいな?
    しかし、朱乃から拳児への想いってこんな分かりやすかったっけ?と疑問に思った。
    ツンデレ具合になんか違和感が…。

    ついに拳児の母と対面!
    そして、拳児の実家の花屋にも行けた朱乃。
    そして、噂の妹とも対面。
    拳児の家と関わりが出来たな、今回。
    しかも、妹は意気投合して擬似姉妹の関係にまで(笑)
    拳児家のトラブルに対応するため、朱乃がアレンジメントやるって言った時は大丈夫か〜?って思ったけど、予想以上の出来だったみたいだな。
    本人も周りも。
    拳児の母親も関心してたくらいだからかなり良いセンスなのかな、朱乃のアレンジメント。

    朱乃の父が出てきてびっくり。
    家族が出るのは先かなと思ってたけど早かったな。
    名前が赤司で某漫画を思い出してしまった(笑)
    朱乃父、本当に多忙なんだな。
    約2年近く家に帰ってなかったとは。
    朱乃父はなんとなく朱乃と意思疎通出来てなさそうなイメージだったけど、鉄板の思い込みによる溝だった。
    親の心子知らず、また逆も然り。
    特に朱乃父の方が朱乃のことを知ろうとしてなかったから知らなかった感じだった。
    娘に敬遠されてると思ってたんだな。
    朱乃はちゃんと自分のために働いてくれてるって分かってたのにな、周りの状況含めて。
    拳児のゴリ押しは、今回はかなりグッジョブだったな!
    誰かがあんな感じで無理矢理にでも向き合わせてやんないと、朱乃父が朱乃と向き合うまでにもっと時間掛かっただろうね。

    朱乃の高校、お嬢様学校過ぎて凄かった。
    まず例年、予算関係なく文化祭費用を自分たちで勝手に補填して外部の協力を惜しみなく活用してたとかどんだけ。
    シェフ雇ったり、プラネタリウム作ったり、スケール違いすぎるわ文化祭。
    が、今回から予算は100万で外部協力も予算補填も無し。
    予算は相変わらずお嬢様学校だ(笑)
    そんなお嬢様達には大打撃な中、朱乃のクラスは模擬店の権利持ってて且つリーダーに任命されちゃった朱乃。
    ケーキと紅茶の専門店の案出した朱乃家のオカマシェフないす!
    ケーキはお嬢様達には無理難題だったけど、猛特訓のおかげでどうにかなったね。
    千恵里のケーキ猛特訓による脂肪問題解消案の夜にダンスするのは笑った。
    なんとなく予想はしてたけど。

    今回は宿敵藍原は、拳児に助けてもらった借りを返すためとはいえなかなかいい仕事したな。
    というか朱乃父、朱乃と向き合うの怖いからって文化祭の日と会議被せるなよな。
    藍原が会議の言い出しっぺであるお爺ちゃんを文化祭に誘ってなかったら来れてなかったよね?

    白神が相変わらず手際良すぎてほんと何者なの。
    それにアイドル的扱い凄すぎて。
    この人についてもうちょっと掘り下げてほしいなぁ。

  • 「青春ラリアット」の蝉川タカマル氏が送る不良とお嬢様のコミカルなハートウォーミングなストーリー第2弾。
    学園祭のリーダーに選ばれてしまった人見知りのお嬢様。
    そんな彼女を叱咤激励しながら、学園祭をまとめていくが、波乱が!

    最近、異能だのMMOだのファンタジーだのと特殊すぎるものが主流になってるけど、こういったド青春ものってやっぱりいいな!
    キャラも立っていて、シナリオもいいし、笑わせる所は笑わせ、締める所は締めるラノベとしてのバランスがいいですね!
    青春ラリアット共々続編を求む。

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著者プロフィール

東京都在住。第17回電撃小説大賞<金賞>を受賞し、デビュー。軽妙かつ、熱い筆致で注目を集める。格闘技をたしなむ著者ならではのアクションシーンにも注目。

「2015年 『誰も教えてくれなかった 無職から英雄の仲間の商人になる方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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