白銀のソードブレイカー (2) ―不死身の剣聖― (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014年7月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048667319
作品紹介・あらすじ
"世界の敵"となり、逃亡生活を送る"剣聖殺し"エリザと傭兵レベンス。しかしそのさなか、不意に現れた新手の剣聖・デュランダルの襲撃により、剣聖に対する切り札であったエリザの魔剣『処女神拷問』はいとも簡単に折られてしまった…!茫然自失となるエリザ、驚愕するばかりのレベンス。絶体絶命となった二人の前に姿を現したのは、エリザがかつて刃を交え、倒した剣聖の一人であるヴァリエガータだった。果たして彼女は、敵か味方か。そして魔剣を失ったエリザは…!?血と剣の絆の物語、第2幕。
感想・レビュー・書評
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前巻で影の薄かったレベンスが主人公アピールする巻。前巻の勢いはどこへやら。ラノベ鉄板のお風呂シーンや真面目に修行したりと、なんか普通の、剣と魔法のファンタジーになってしまった気がする。剣の復活の設定は無理矢理感半端ない。エリザはただ運が良かっただけという説明がちょいちょいあるけど、1巻の好評も運が良かっただけ、とはならないように続きに期待。
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剣聖にとある理由で挑む少女と復習に生きる傭兵が織りなす物語の第2弾。
今回は新手の剣聖デュランダルとの戦い。
特に山場もなかったし、普通のファンタジーになってしまったかな。
普通に戦って、普通に修行して、普通に再戦して。
キャラも立ってないしね。
前回も書いたけど、のぞきのシーンとかいらないから。
ファンタジーならファンタジーで走らないと。
試しに買った2巻目なので次は読まない。 -
師匠の弟子をとるシーンにいちいち萌える。
こういうの一度やって見たかったんだよねぇという心の呟きが分かり易くてこちらもニマニマしてしまいます。
こういった媚びない萌えも得意な作者なので他のシーンも心置き無くキュンキュンしてしまう。
また登場人物が持つ葛藤や痛みも丁寧に描いてくれるのでどのキャラクターにも肩入れしたくなってしまいます。…が、巻末のコンスタンスちゃんに衝撃のシーン!…え、なんで⁉︎聖剣的に大丈夫なんですよね?いじらしい女の子の覚悟大好きなので心配です。
ストーリーは主人公の覚悟が定まり、真っ向からもヒロインを支えるための力を手に入れる一編。
連作用の配分調整もできたのか前回の詰め込み感も解消されて各キャラの描写もより密になっています。
萌え要素も心を打つ描写もともに巧みでデビュー当初より応援している作者なので、初の連作にあわせて是非レーベルでも紹介に力を入れて欲しいです。 -
むちゃくちゃ面白い。1巻の単調な話の流れから、師匠というキャラの登場によって話に一気に奥行きが広まったように感じる。続きが今一番楽しみな本の一つ。